『ブルーピリオド』公開直前イベント、学生の感想聞いた眞栄田郷敦「公開楽しみになった」
2020年のマンガ大賞を受賞し、累計700万部を超える人気コミックを実写映画化した『ブルーピリオド』の公開直前イベントが1日、ロケでも使用された女子美術大学の東京・杉並キャンパスで行われた。
名門美大を目指し、絵画に情熱をささげる高校生の青春群像劇。主演の眞栄田郷敦と髙橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりと、学生たちと共同で描いた絵画がお披露目された。
眞栄田演じる主人公の矢口八虎が映画の舞台となる渋谷の街に空から舞い降りる構図。眞栄田は、「久しぶりで楽しかったし、集中して描いた。一番いい色の作り方など、学生の人たちにアドバイスをもらいながらできた」と満足げな笑顔。高橋も、「言葉を忘れるくらい集中していて、気が付いたら息が上がっていた」と同意した。
同大での撮影は、八虎と板垣扮する高橋世田介がある決意をするシーン。眞栄田は「監督と3人で話し合いながらの時間で、グッと距離が縮まった印象がある」と述懐。板垣も、「世田介にとっても大切なシーン。またお邪魔することができて感慨深い」としみじみ話した。
学生からの質問を受けるコーナーでは、「絶対に譲れないもの」を聞かれた眞栄田は「自分磨き。何でもできる人になりたくて、スーパーマンになれればいいと思っている」と大胆発言。桜田は、「自分へ理解度は誰にも譲れない。悩みなども自分の中に眠っていることで、相談をしても結局は私の頭、心で決めること。それは理解されないし、してほしいとも思っていない」と豪語し、共感の拍手を浴びた。
『ブルーピリオド』は8月9日に全国公開。眞栄田は、「皆さんの感想を聞けて、僕らもパワーをもらった。公開を迎えるのが、より楽しみになった」と自信を深めていた。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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