大物俳優ブライアン・コックス、映画界の現状に苦言 ―「マーベルやDC作品が、映画の地位を貶める一因になっている」

ブライアン・コックス 写真: Kevin Winter/Getty Images
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大物俳優ブライアン・コックス(『メディア王~華麗なる一族~ 』)が、映画界の現状について「非常に悪い方向に進んでいる」と苦言を呈した。

コックスは17日、エディンバラ国際映画祭のパネルディスカッションに登場。そこで、マーベルの最新作『デッドプール&ウルヴァリン』は、映画界における“お祭り騒ぎ”の格好の例だと語った。

「今の映画界は、非常に悪い方向に進んでいると思います。マーベルやDCなどの大がかりな作品が、映画の地位を貶める一因になっているのです。映画界は、本当に崩壊し始めているでしょう。物語が失われつつあります」

そして、「そういった映画は大きな利益を生み、人々を満足させることでしょう。しかし、作品自体の強みは後に失われていくことになります。私も、こういった類の作品に出演したことがありますから」と続けた。

コックスは、映画『X-MEN2』にローガンにウルヴァリンになるよう説得したウィリアム・ストライカー役で出演。「デッドプールがウルヴァリンに出会いました。実は忘れていたんですが、彼を作ったのは私だったんです」と、冗談を交えながら語った。

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「ある俳優たちにとって、こういう作品は“お祭り騒ぎ”になっています。ヒュー・ジャックマンやライアン・レイノルズはもっと何かできるんじゃないかと思いますが、彼ら自身がその道を進んでいるわけです。興行的にも、かなりお金になりますからね。それをけなすことはできません」

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌

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