ヴェネチアでお披露目の北野武監督最新作『Broken Rage』の全容が明らかに、ポスターなども公開

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第81回ヴェネチア国際映画祭(28日~9月7日)のアウト・オブ・コンペティション部門(特別招待作品)に選出された、北野武監督・脚本・主演の最新作『Broken Rage』の詳細が発表され、ポスター画像などが公開された。

Amazonスタジオが今年6月に発表した、北野監督が昨年11月の『首』記者会見で「暴力映画における笑いをテーマにした新作」と話していた作品だ。警察とやくざの間で板挟みになった殺し屋・ねずみが、生き残りを懸けて奮闘する姿を、62分の上映時間で前半は骨太のクライムアクション、後半は同じストーリーをセルフパロディで描く。

北野監督(ビートたけし)がねずみを演じ、殺し屋を麻薬捜査に利用しようとする刑事に「首」などの浅野忠信と大森南朋、やくざの組長に中村獅童、若頭に白竜と北野組に慣れ親しんだ俳優が扮する。ほかに仁科貴、宇野祥平、國本鐘建、矢野聖人、佳久創に加え、お笑い界から劇団ひとり、馬場園梓、錦鯉の長谷川雅紀、ビコーン!の前田志良、空気階段の鈴木もぐららが出演する。

浅野は「台本を初めて読んだ時に、今までに見たことのない展開に驚き、同時に監督の新たな挑戦にご一緒できるにことに興奮しました」、大森も「今までにない新たな北野監督の世界だと感じ、いかに取り組んでいくか頭を抱えましたが、撮影現場は緊張感の中にも笑いのあるいつもの最高の北野組でした」とコメントを寄せた。

『Broken Rage』ポスター
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ヴェネチアでのお披露目は現地時間の9月6日。北野監督と浅野、大森が上映に合わせ現地入りする予定だ。

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取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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