山田裕貴『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』吹替版でハービー役の声優に「うれしいに決まっています」

ハービー役の日本語吹替を担当する山田裕貴
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俳優の山田裕貴が、米映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の日本語吹き替え版で声優を務めることが19日、発表された。

法廷でジョーカー(ホアキン・フェニックス)を追い詰める検事ハービー(ハリー・ローティ)の声を担当。山田は都内で会見し、「前作の『ジョーカー』(2019)にはまりまくって、好きだ好きだと言っていたら今ここに立っています。好きと言うことは大事だが、リスペクトからすれば僕なんかがやってはダメだくらいに思っていた。でも、好きな作品に出られるのだからうれしいに決まっています」と声を弾ませた。

アフレコの前には、親交のあるジョーカー役の平田広明から「責任重大だぞ」という激励のメールを受け「ドンとプレッシャーをかけられて、アフレコをすることができた」と苦笑い。それでも、「トッド・フィリップス監督の狙いなのかもしれませんが、ハービーはジョーカーを追い詰めていく中で彼の方を向くわけでもなく声を荒らげることもない。つかみどころがない役なのであえてメッセージ性を持たせず、声色を踏襲して小手先ではなくシンプルに声を入れていきました」と振り返った。

山田裕貴

もちろん、収録のために映画は見ているが、「レディー・ガガが出てきて、このシーンはどういう意味で入っているんだろうという抽象的なシーンも多いが、エンタメとヒューマンが見事にマッチしている。何を信じていいのか分からず、僕の解釈が合っているのかも分からない」と意味深な感想。ただ、ハービーはトゥーフェイスとして「バットマン」シリーズには欠かせないヴィランでもあり、「今後も、いろいろあると思わせるんですよねえ」と今後のさらなる登場を期待した。

9月25日に開催されるロンドンプレミアへの参加も決定。「ホアキン・フェニックスに会えるかもしれないんですよね。彼と会えることを思い描いた人生ではなかったので、いろいろと話したい。僕のことを知っている可能性がある(出演した)『ゴジラ⁻1.0』を見たかどうか聞いてみたい」と夢想した。

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、10月11日に全国で公開される。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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