『ジョーカー』続編が北米で大コケ…前作は10億ドルのメガヒット
トッド・フィリップス監督の新作『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が、北米興収約4000万ドルで、予想を大きく下回るスタートを切った。前作『ジョーカー』の製作費の3倍以上となる1億9000万ドルがかけられたが、興行成績は1作目の半分以下だった。
北米を除く海外のオープニング興収は、8110万ドル。海外での成績は若干の安堵感をもたらしたものの、前作にはまだ大きく遅れをとっている状態だ。日本では、10月11日に劇場公開予定。
「フォリ・ア・ドゥ」の低空飛行の背景には、口コミの悪さがある。同作は、観客の満足度を調査するCinemaScore(シネマスコア)でD評価(前作はB+評価)を獲得。また、PostTrakによる出口調査でも5点満点中0.5、米映画批評サイトRotten Tomatoesの批評家スコアは33%にとどまっている。
前作『ジョーカー』は2019年、全世界累計興収10億ドルのメガヒットを記録。アーサー・フレック/ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスは、アカデミー賞主演男優賞受賞を受賞した。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』にはレディー・ガガが新たにキャスト入りし、原作コミックに登場するハーレイ・クインにインスパイアされたキャラクターを演じる。フェニックスとガガによる歌唱シーンがふんだんに盛り込まれており、フィリップス監督自身も「必ずしも、期待されているような続編とは違う」と認めている。
以下、今週の北米興収ランキング
1.『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(4000万ドル)
2.『野生の島のロズ』(1870万ドル)
3.『ビートルジュース ビートルジュース』(1030万ドル)
4.『トランスフォーマー/ONE』(540万ドル)
5.『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』(280万ドル)
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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