ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、『ブレードランナー 2049』製作の経緯を告白「キャリア史上最もリスクの高い作品の1つ」
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ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が現地時間12日、BFIロンドン映画祭内で行われたイベントに登壇し、自身の映画キャリアについて振り返った。
ヴィルヌーヴは、2017年に監督したハリソン・フォードとライアン・ゴズリング出演の映画『ブレードランナー 2049』について、自身のキャリア史上“最もリスクの高い作品の1つ”と表現。かつてはSFや大作の監督を断っていたが、映画『ボーダーライン』がきっかけで考えが変わったという。
「『ボーダーライン』の後に、『ブレードランナー 2049』のようなプロジェクトを手がける力があると感じたんです。そして、”よし。もしSF超大作をやるなら、すべてを賭けよう。自分の好きな映画の続編を制作するのは、キャリアを終える素晴らしい方法だ”と伝えました」
一方、『ブレードランナー』の続編は当初、1作目のリドリー・スコット監督が続投する予定だった。
「『プリズナーズ』(2013)に取り組んでいたとき、重役がミーティングを中断してこう言いました。『すみません、R・スコットが今隣の部屋にいるんです。秘密にすべきですが、『ブレードランナー』の続編に着手しています』とね。僕は、『ワオ』という感じでした」
その後ヴィルヌーヴは、『ボーダーライン』の制作中に『ブレードランナー 2049』のオファーを受けたという。
「リドリーは本当に多産で、働きづめの監督なので。僕が1本の映画を撮っている間に、彼は3本同時進行しているんです。ハリソン・フォードは待ちくたびれていたんじゃないかと思いますね」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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