ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、『ブレードランナー 2049』製作の経緯を告白「キャリア史上最もリスクの高い作品の1つ」

Denis Villeneuve Calls 'Blade Runner 2049' His "Riskiest" Film
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ブレット・ゴールドスタイン、10月12日 写真: Getty Images/BFI
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ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が現地時間12日、BFIロンドン映画祭内で行われたイベントに登壇し、自身の映画キャリアについて振り返った。

ヴィルヌーヴは、2017年に監督したハリソン・フォードライアン・ゴズリング出演の映画『ブレードランナー 2049』について、自身のキャリア史上“最もリスクの高い作品の1つ”と表現。かつてはSFや大作の監督を断っていたが、映画『ボーダーライン』がきっかけで考えが変わったという。

「『ボーダーライン』の後に、『ブレードランナー 2049』のようなプロジェクトを手がける力があると感じたんです。そして、”よし。もしSF超大作をやるなら、すべてを賭けよう。自分の好きな映画の続編を制作するのは、キャリアを終える素晴らしい方法だ”と伝えました」

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ライアン・ゴズリング、『ブレードランナー 2049』写真: Courtesy of Warner Bros. Entertainment

一方、『ブレードランナー』の続編は当初、1作目のリドリー・スコット監督が続投する予定だった。

「『プリズナーズ』(2013)に取り組んでいたとき、重役がミーティングを中断してこう言いました。『すみません、R・スコットが今隣の部屋にいるんです。秘密にすべきですが、『ブレードランナー』の続編に着手しています』とね。僕は、『ワオ』という感じでした」

その後ヴィルヌーヴは、『ボーダーライン』の制作中に『ブレードランナー 2049』のオファーを受けたという。

「リドリーは本当に多産で、働きづめの監督なので。僕が1本の映画を撮っている間に、彼は3本同時進行しているんです。ハリソン・フォードは待ちくたびれていたんじゃないかと思いますね」

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌

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