『【推しの子】』実写ドラマ&映画で完全再現、主演の櫻井海音「早く届けたい」

『【推しの子】』のワールドプレミアに登壇した面々=17日、都内にて
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ドラマ&映画『【推しの子】』のワールドプレミアが17日、都内のホテルで行われ、主演の櫻井海音をはじめ齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、吉田鋼太郎、倉科カナ、金子ノブアキ、要潤、スミス監督、松本花奈監督が一堂に会した。

東映とAmazonによる共同プロジェクトで、ドラマ(全8話)を今月28日からPrime Videoで順次世界配信。12月20日公開の映画『【推しの子】-The Final Act-』につながっていく。

『【推しの子】』のワールドプレミアに登壇した面々=17日、都内にて

2020年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載された、単行本の累計発行部数が1800万部を突破する人気コミックが原作。伝説のアイドル・アイの死の真相を知るため、アイの子供として転生したアクアとルビーのきょうだいが芸能界に身を投じその闇に迫っていく。ファンタジックな設定と斬新なストーリーのギャップが評判を呼び、23年にはテレビアニメ化された。

YOASOBIの主題歌「アイドル」も、ストリーミング総再生回数8億回を突破する大ヒット。今年7~10月に第2期が放送され、既に第3期の製作も決まっており、今年1月に実写化が発表された。連載が同誌の今月14日発売号で終了したため、映画が完結編となる。

主演の櫻井海音=17日、都内にて

櫻井は原作の大ファンで、「実写化されるなら、アクアをやってみたい」と夢見ていたという。映画初主演となるが、「これだけ人気の作品なので、最大限の愛とリスペクトを持って再現度を追求した。プレッシャーはあったが、独りで闘っているのではなく組全体が同じ意識を持っている感覚があり、早く届けたいという気持ちにシフトできた」と満足げに振り返った。

アイ役の元「乃木坂46」の齋藤飛鳥は、「アイドルを卒業してからなので、相当な覚悟が必要だったが、スタッフさんの熱意を受け取って頑張ってみようかなと思った」と説明。ルビー役の元「=LOVE」の齊藤なぎさは、「小さい頃からアイドルを夢見て、アイドルが大好きなところはルビーと似ている。歌やダンスを覚えるのは久しぶりで懐かしい気持ちになり、うまく演じられたと思う」と胸を張った。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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