俳優のオリヴィア・ハッセーさん死去、73歳 『ロミオとジュリエット』に出演
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フランコ・ゼフィレッリ監督による1968年の名作『ロミオとジュリエット』でヒロインを演じ、観客を魅了した俳優のオリヴィア・ハッセーさんが27日(現地時間)に死去した。73歳だった。
公式インスタグラムの発表によると、ハッセーさんは愛する人々に囲まれながら自宅で息を引き取ったという。投稿では、「オリヴィアは類まれな人物で、その温かさ、知恵、そして純粋な優しさは、彼女を知る全ての人々の心に触れるものでした」と綴られた。
ハッセーさんは、2008年に乳がんと診断されていた。
当時15歳でジュリエット役を演じた『ロミオとジュリエット』は、アカデミー賞作品賞を含む4部門にノミネートされ、ハッセーさんはゴールデングローブ賞を受賞した。
ハッセーさんは1951年4月17日、アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。7歳の時に英ロンドンへと移住し、13歳より演技を始めた。主な出演作には、カルト的人気を誇る映画『暗闇にベルが鳴る』(’74)、アガサ・クリスティー原作の『ナイル殺人事件』(’78)、ミニシリーズ『ナザレのイエス』(’77)、再びその存在感を発揮した『マザー・テレサ』(2003)などがある。
私生活では3度の結婚歴があり、1971~78年まで歌手ディーン・マーティンの息子、ディーン・ポール・マーティン、1980~89年には日本の歌手・布施明と結婚していた。その後デヴィッド・グレン・アイズリーと結婚し、ハッセーさんが亡くなるまで35年連れ添った。娘が1人、息子が2人、そして孫が1人いる。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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