デヴィッド・リンチ監督が死去、78歳 代表作に『マルホランド・ドライブ』、『ブルーベルベット』
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『ブルーベルベット』、『マルホランド・ドライブ』、『ツイン・ピークス』などの映画やテレビシリーズを通じ、一見牧歌的なアメリカを描きながら、その裏に潜む不可解で不気味な世界を暴き出した脚本家・監督のデヴィッド・リンチ氏が死去した。78歳だった。
リンチ監督の死去は、自身のフェイスブックページで次のように発表された。
「深い悲しみとともに、私たち家族は、人間として、そして芸術家としてのデヴィッド・リンチの死去をお知らせします。プライバシーへの配慮をお願いします。彼がもうこの世にいないことで、大きな穴が空いてしまいました。しかし、彼の言葉を借りれば、『穴ではなくドーナツ自体に目を向けよう』です。…今日は金色の陽光と青空に恵まれた美しい一日です」
リンチ監督は昨年8月、長年の喫煙による肺気腫を患っていることを明かし、新型コロナウイルスへの感染を恐れて外出できない状態であったことを語っていた。
その他の主な監督作には、『イレイザーヘッド』(‘76) 、『エレファント・マン』(‘80)、パルムドールを受賞した『ワイルド・アット・ハート』(‘90)、『ロスト・ハイウェイ』(‘97) 、『ストレイト・ストーリー』(‘99) 、そして『インランド・エンパイア』(2006)などがある。
『ブルーベルベット』、『マルホランド・ドライブ』、『エレファント・マン』(脚色賞にもノミネート)では、アカデミー賞監督賞にノミネート。2019年には、名誉アカデミー賞を受賞した。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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