『ジョーカー2』、最低映画を表彰するラジー賞で最多ノミネート
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映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が、最低の映画と演技を称えるラジー賞で最多7部門にノミネートされた。
『ジョーカー2』に次いで、今年は『ボーダーランズ』、『マダム・ウェブ』、『メガロポリス / Megalopolis(原題)』、『レーガン / Reagan(原題)』がそれぞれ6部門で続いた。
俳優部門ではホアキン・フェニックス、ケイト・ブランシェット、レディー・ガガ、そしてドナルド・トランプ元大統領によって新たに「ハリウッド特別大使」に任命されたジョン・ヴォイトが候補入りしている。
ノミネート作は、49州と約20か国のラジー会員1,202人(映画ファン、批評家、ジャーナリスト)による電子投票で選ばれた。9部門ごとに、上位5作品が選出されている。
ラジー賞の受賞者は現地時間3月1日、アカデミー賞の前日にビデオプレスリリースで発表予定。
以下、ノミネート一覧
最低映画
- 『ボーダーランズ』: 大予算のビデオゲーム原作映画。Rotten Tomatoesで90%の酷評を受け、1億ドル以上の損失を計上。
- 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』: コミック原作の期待された続編。主人公が精神疾患と悪意を歌と踊りで表現。
- 『マダム・ウェブ』: 昨年公開されたコミック原作映画で、2024年を通して「本命ラジー候補」として話題に。
- 『メガロポリス』: 『ゴッドファーザー』の伝説的監督による1億2千万ドルの混乱作。
- 『レーガン』: 第40代大統領へのラブレター。『市民ケーン』のプロットを「借用」し、ジョン・ヴォイトがナレーション。
最低男優
- ジャック・ブラック / 『ディア・サンタ / Dear Santa』
- ザッカリー・リーヴァイ / 『Harold and the Purple Crayon』
- ホアキン・フェニックス / 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
- デニス・クエイド / 『レーガン』
- ジェリー・サインフェルド / 『アンフロステッド: ポップタルトをめぐる物語』
最低女優
- ケイト・ブランシェット / 『ボーダーランズ』
- レディー・ガガ / 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
- ブライス・ダラス・ハワード / 『ARGYLLE/アーガイル』
- ダコタ・ジョンソン / 『マダム・ウェブ』
- ジェニファー・ロペス / 『アトラス』
最低助演男優
- ジャック・ブラック(声のみ) / 『ボーダーランズ』
- ケヴィン・ハート / 『ボーダーランズ』
- シャイア・ラブーフ / 『メガロポリス』
- タハール・ラヒム / 『マダム・ウェブ』
- ジョン・ヴォイト / 『メガロポリス』『レーガン』『Shadow Land』『Strangers』
最低助演女優
- アリアナ・デボーズ / 『ARGYLLE/アーガイル』『クレイヴン・ザ・ハンター』
- レスリー・アン・ダウン / 『レーガン』
- エマ・ロバーツ / 『マダム・ウェブ』
- エイミー・シューマー / 『アンフロステッド: ポップタルトをめぐる物語』
- FKAツイッグス / 『The Crow』
最低監督
- S.J.クラークソン / 『マダム・ウェブ』
- フランシス・フォード・コッポラ / 『メガロポリス』
- トッド・フィリップス / 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
- イーライ・ロス / 『ボーダーランズ』
- ジェリー・サインフェルド / 『アンフロステッド: ポップタルトをめぐる物語』
最低コンビ
- ジャック・ブラックを含む嫌なキャラクター2人 / 『ボーダーランズ』
- 笑えない「コメディ俳優」2人 / 『アンフロステッド: ポップタルトをめぐる物語』
- 『メガロポリス』のキャスト全員 / 『メガロポリス』
- ホアキン・フェニックス & レディー・ガガ / 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
- デニス・クエイド & ペネロープ・アン・ミラー / 『レーガン』
最低続編・リメイク・盗作映画
- 『The Crow』
- 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
- 『クレイヴン・ザ・ハンター』
- 『ライオン・キング:ムファサ』
- 『REBEL MOON:パート2 傷跡を刻む者』
最低脚本
- 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
- 『クレイヴン・ザ・ハンター』
- 『マダム・ウェブ』
- 『メガロポリス』
- 『レーガン』
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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