Netflix、『エミリア・ペレス』スキャンダルについて初めて言及

Karla Sofía Gascón as Emilia Pérez in Emilia Pérez.
『エミリア・ペレス』、カルラ・ソフィア・ガスコン 写真:Shanna Besson/PAGE 114 - WHY NOT PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - FRANCE 2 CINÉMA © 2024.
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エミリア・ペレス』の主演カルラ・ソフィア・ガスコンの過去の人種差別的なツイートが発覚し、物議を醸している。Netflixが初めて公式コメントを発表した。

Netflixのチーフ・コンテンツ・オフィサー、ベラ・バジャリアが、同社の人材のSNSアカウントに関する審査プロセスを「再評価中」と述べた。『エミリア・ペレス』は13のアカデミー賞にノミネートされ、ガスコンは史上初のトランスジェンダー女優としてオスカーにノミネートされている。

バジャリアは「The Town」ポッドキャストで、「才能ある100人以上のスタッフが作り上げた素晴らしい作品が、この件で影を落とされているのは残念です」と述べた。「ノミネートや、この映画が受賞した賞の数々を見れば、その点が台無しになってしまい残念です。映画から、本当に別の方向へ話題が移ってしまいました」とジャック・オーディアール監督やゾーイ・サルダナ、セレーナ・ゴメスなど、関係者全員にとって不運な事態だと語った。

Netflix が今後、自社のプロジェクトに出演するタレントのソーシャルメディア審査プロセスを再検討するかどうかとの質問に対し、バジャリアは「数万人規模の出演者やスタッフのSNSを毎日チェックすることは現実的に難しい」としながらも、プロセスの見直しを検討していることを認めた。ただし、「『エミリア・ペレス』は素晴らしく、購入を後悔していない」と付け加えた。

ガスコンは1月下旬に黒人、移民、イスラム教に関する過去の差別的な投稿が発覚。その後、CNNエスパニョールのインタビューなどで謝罪と釈明を繰り返している。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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