米歌手スライ・ストーンが死去、82歳 ファンク・ロックの先駆者

スライ・ストーン 写真:Michael Putland/Getty Images
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バンド「スライ&ザ・ファミリー・ストーン」のリーダーで、ファンク・ロックの先駆者としても知られるアメリカの伝説的ミュージシャン、スライ・ストーンが死去した。82歳だった。

遺族によると、スライ・ストーンは現地時間9日、「慢性閉塞性肺疾患(COPD)およびその他の持病との長きにわたる闘病の末」に亡くなったという。

遺族は声明で、「スライは、3人の子どもたち、親友、そして親族に囲まれながら、安らかに息を引き取りました。その不在を深く悼む一方で、彼の類まれな音楽的遺産がこれからも世代を超えて響き続け、人々を鼓舞し続けることに、私たちは慰めを見出しています」と伝えた。

スライ&ザ・ファミリー・ストーンは1968年、楽曲「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」で華々しく音楽シーンに登場。その後も「スタンド!」、「ホット・ファン・イン・ザ・サマータイム」、「ランニン・アウェイ」、「一緒にいたいなら / イフ・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ステイ」、「タイム・フォー・リビング」など、ヒットを次々と世に送り出した。

バンドは1993年にロックの殿堂入りを果たし、ハービー・ハンコック、マイケル・ジャクソン、ボブ・マーリー、プリンス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ブラック・アイド・ピーズ、ケンドリック・ラマーら数多くのアーティストに影響を与えた。

スライ・ストーンの人生は、クエストラブが監督を務めたドキュメンタリー映画『Sly Lives! (aka The Burden of Black Genius)』によって、今年あらためて注目を集めた。同作は米Huluで今年2月に配信され、高い評価を受けた。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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