音楽マネージャー、スクーター・ブラウンが語る後悔―若き才能との関係で抱えた罪悪感

音楽マネージャーを引退したスクーター・ブラウンが、これまで関わってきた若手アーティストたちに対して「罪悪感を抱いている」と明かした。ポッドキャスト番組『The Diary of a CEO』でのインタビューで、その胸中を語った。
若くしてスターとなったアーティストたちへの想い
「今の年齢になって、若いアーティストたちと多く関わってきたことに強い罪悪感を感じている」とスクーター・ブラウンは語った。「当時の私は、自分自身を見つめ直したり、セラピーを受けたりする時間を持っていなかった。だから25歳、27歳、30歳の頃には、彼らが非常に若いうちから世間の目に晒され、評価される立場にあったことを理解できていなかったんだ」とも語った。
スクーター・ブラウンは、アリアナ・グランデとジャスティン・ビーバーがキャリアを築き始めた時期にマネジメントを担当していた。2008年には、当時13歳だったビーバーと、2013年にはおよそ20歳だったグランデと契約を結んだ。しかし、両者とも2020年代初頭には、ブラウンとのマネジメント契約を解消している。
また、「人間は崇拝されるようにはできていない」と語り、若くして名声を得ることの精神的負担に触れた。一方で、彼が関わったアーティストたちが健全な人間関係を築き、成長を遂げていることに「彼らの強さの証」と称賛を送った。
テイラー・スウィフトとの対立とその後
さらにブラウンは、2019年に自身がビッグ・マシーン・レコードを買収し、テイラー・スウィフトの原盤権を取得したことついても振り返った。彼は「当時、彼女と協力できると思っていた」と述べた。しかし、スウィフトがTumblr(タンブラー:アメリカ発のミニブログ型SNS)に「最悪のシナリオ」だったと投稿したことで衝撃を受けたという。
スウィフトはその後、ビッグ・マシーン・レコード時代に制作したアルバム6枚分の原盤権を買い戻し、再レコーディングを実施。ブラウンはこの経験を通じて、アーティストたちに対して本当の意味で共感できるようになった。世界から注目を浴び、批判されることがどれほど重いものかを初めて理解できたとも語った。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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