英バンド「バッド・カンパニー」のギタリスト、ミック・ラルフスが死去 81歳

英ロックバンド「バッド・カンパニー」および「モット・ザ・フープル」のギタリスト兼ソングライターとして活躍した、ミック・ラルフスが死去した。81歳だった。バッド・カンパニーの公式インスタグラムが現地時間23日、ラルフスの死去を発表した。
バッド・カンパニーのボーカル、ポール・ロジャースは「ミックが旅立った。心が地に落ちた思いだ。彼は素晴らしい楽曲と多くの思い出を遺してくれた。数日前に交わした最後の会話では一緒に笑ったが、それが最後だとは思っていない。ミックとの思い出には、笑いを生むものがたくさんあるから」と追悼した。
また、バッド・カンパニーのドラマー、サイモン・カークも「彼は親愛なる友人であり、素晴らしいソングライターであり、卓越したギタリストであった。私たちは、彼を深く偲ぶことになる」と伝えた。
ミック・ラルフスは数多くの名曲を手がけており、バッド・カンパニーの「Can’t Get Enough」、「Good Lovin’ Gone Bad」、「Ready For Love」などのヒット曲を生み出した。さらに、デヴィッド・ボウイが提供したモット・ザ・フープルの代表曲「すべての若き野郎ども / All The Young Dudes」では、印象的なオープニング・ギターを披露。今年後半には、バッド・カンパニーとしてロックの殿堂入りを果たす予定だ。
ミック・ラルフスは1966年、モット・ザ・フープルの前身となるザ・ドク・トーマス・グループを結成。その後モット・ザ・フープルを離れたラルフスは、ポール・ロジャース、サイモン・カーク、ベースのボズ・バレルとともにバッド・カンパニーを結成した。
ラルフスは2016年、ロンドンのO2アリーナで最後の公演に出演した後、脳卒中により入院し、以後は活動を停止していた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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