ジャスティン・ビーバー、新アルバム『Swag』でチャートを席巻

ジャスティン・ビーバーにとって約4年ぶりのアルバム『Swag』が7月11日(金)にリリースされ、今週末にはSpotifyやApple Musicのデイリーチャートを席巻している。初週としては堅調な滑り出しを見せており、好調なスタートを切った。
情報筋が米『ハリウッド・リポーター』に語ったところによれば、彼にとって7作目となるフルアルバム『Swag』は、初週で約15万〜16万のアルバム換算ユニットを記録すると予測されている。一方、『ヒッツ』誌は17万5,000ユニットと見込んでいる。
※アルバム換算ユニットとは、ストリーミングやダウンロードを含めた音楽消費を、アルバム販売に換算した業界の指標である。(1,500ストリーミング=1ユニットなど)
これらの予測を踏まえると、『Swag』は(初週の集計に物理的な売上が含まれない可能性が高いにもかかわらず)、十分に好調なデビューを飾ることになりそうだ。ビーバーの前作『Justice』は、2021年にビルボード・チャートで初登場1位を獲得し、3万枚のフィジカルセールスを含む15万4,000のアルバム換算ユニットを記録している。
現在の予測によれば、ビーバーは過去2ヵ月にわたってビルボード200のアルバムチャートを独占してきたモーガン・ウォーレンを抑え、初登場1位を狙える可能性がある。カントリーシンガーであるウォーレンは、今週も15万ユニット以上を記録すると見込まれている。なお、ビーバーのこれまでの6枚のアルバムはすべて、初週でチャートの首位を獲得している。
ビーバーは、事前にシングルを公開するのではなく、アルバム『Swag』をサプライズリリースするという手法を選んだ。7月10日(木)には、世界各地に看板を設置し、リリースの予告を行っていた。
ビーバーの『Swag』は、ウォーレンの『I’m the Problem』に加え、今週約15年ぶりとなる新作『Let God Sort ‘Em Out』をリリースしたクリプス、そして日曜日に『JackBoys 2』をドロップしたトラヴィス・スコットとの激しい競争にも直面している。特にスコットはチャート常連の強者であり、2023年にリリースされた『Utopia』は初週で約50万ユニットを記録してデビューしている。
11日(金)に『Swag』をリリースした翌日、ビーバーはSpotifyのアメリカチャートでトップ7を独占。その中でも、Z世代から高い支持を集めるMk.geeがプロデュースと作詞を手がけた注目曲「Daisies」は、850万回以上のストリーミング再生を記録し、1位に輝いた。
この記事の公開時点でも「Daisies」はSpotifyチャートの首位を維持しており、ビーバーはトップ10のうち5曲を占めている。
一方、Apple Musicの米国チャートでは「All I Can Take」が1位となり、ビーバーは同チャートのトップ10のうち8曲を独占する結果となった。
『Swag』は、ビーバーの人生における大きな転機のさなかにリリースされた作品である。『Justice』の時代以降、彼は健康問題に直面してツアーをキャンセルし、出版カタログを売却。さらに第一子を授かり、長年にわたりタッグを組んできたマネージャー、スクーター・ブラウンとも決別した。
二人は最近、残っていた金銭面での問題について和解に至り、ビーバーは『Justice』ツアーのキャンセルに伴って発生したブラウンへの債務および未払いの報酬、合計3,100万ドル(約45億円)を支払って決着をつけた。
米『ハリウッド・リポーター』は今年4月、ビーバーが新たなチームを結成し、キャリアの次なる章に向けた準備を進めていると報じた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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