ビリー・ジョエル、正常圧水頭症を告白 バランス障害に悩まされながらも「気分はいい」

ビリー・ジョエル Ethan Miller/Getty Images
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グラミー賞受賞アーティストであるビリー・ジョエルが、脳疾患、正常圧水頭症(NPH)と診断されたことを、ビル・マーのポッドキャスト『クラブ・ランダム』で語った。今年初めにコンサートをキャンセルしていた背景には、この病気の影響があったという。
ジョエルは「気分はいい。ただバランス感覚が悪くて、まるで船の上にいるようだ」と表現。医師の診断によると、この病気は以前「脳に水がたまる病気」と呼ばれていたが、原因はよく分かっておらず、完治には理学療法などが必要とされている。
彼はまた、「最初はお酒が原因かと思った」と語りつつ、現在は禁酒しているとも明かした。「脳の病気」と聞くと深刻に思われがちだが、本人としては深刻には感じておらず、あくまで前向きな姿勢を見せた。
この告白は、ジョエルのキャリアを振り返るHBOの新作ドキュメンタリー『ビリー・ジョエル:And So It Goes』の放送タイミングとも重なる。作品は2部構成で、7月25日には後編が放送予定。ジョエルがこれまでに書いた121曲のうち、110曲が登場し、音楽を通じて彼の人生と創作の裏側に迫る構成となっている。
インタビューでは、かつて作詞作曲のパートナーを迎えることも考えたことや、『アップタウン・ガール』など女性にまつわる楽曲に込めた思いも語られた。「僕はただ、女性に対して抑えきれない敬愛の気持ちがあるだけなんだ」と、元妻クリスティ・ブリンクリーらへの敬意も忘れなかった。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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