テイラー・スウィフト、「THE ERAS TOUR」完結 ドキュメンタリー最終話で語った“その後”
史上最大規模のコンサートツアーとして記録を塗り替え続けたテイラー・スウィフトの「THE ERAS TOUR」。その舞台裏に密着したディズニープラスの全6話構成ドキュメンタリーシリーズが、今週ついに完結を迎えた。
最終週に配信されたドキュメンタリーの第5話と第6話では、ツアーの終焉を目前に控えたテイラー・スウィフトが、自身の過去と未来、そして“ツアー後の人生”について静かに向き合う姿が描かれる。

第5話「Marjorie」――家族へのオマージュ
第5話のタイトルは「Marjorie(マージョリー)」。これは、スウィフトの母方の祖母であり、2020年のアルバム『Evermore』に収録された同名楽曲の由来となった人物だ。
エピソードは、幼いテイラーが祖母マージョリーとピアノに向かうホームビデオから始まる。スウィフトは「THE ERAS TOURは、家族を祝福する場でもある」と語り、母アンドレアも、毎晩スタジアムで「Marjorie」を歌う娘の姿に涙を流す。
「すべては母から始まった。その経験が、テイラーという娘を育てる準備になった」とアンドレアは語る。

グレイシー・エイブラムスとの絆、そして新たな創作
本エピソードでは、ツアー・オープニングアクトを務めたグレイシー・エイブラムスとの関係性にも焦点が当てられる。2人の共作曲「Us」がグラミー賞にノミネートされたことをきっかけに、トロント公演での特別デュエットが計画された舞台裏が明かされる。
さらに、スウィフトがツアーの合間を縫ってスウェーデンでマックス・マーティン、シェルバックと密かに制作していた最新アルバム『The Life of a Showgirl』の存在も明らかにされる。
「THE ERAS TOUR中の私は、人生が可能性に満ちていると感じていた。魔法のようで、情熱的な時間だった」とテイラー・スウィフトは振り返る。

最終話――ツアー後の自分と向き合う
第6話では、最終公演地バンクーバーへ向かうスウィフトとチームが“勝利の周回”とも言える時間を過ごす。父と恋人トラビス・ケルシーの試合を観戦しながら、フットボール談義に花を咲かせる姿も印象的だ。
しかし、最も心を打つのは、「ツアーが終わった後の自分は何者なのか」という問いに向き合うスウィフトの姿である。長年、ツアー中心の生活を送ってきた彼女は、「“任意の予定”を考える余裕すらなかった」と本音を明かす。
フィナーレでは、「Long Live」「New Year’s Day」「The Manuscript」を織り交ぜたサプライズ・マッシュアップを披露。「この物語は、もう私だけのものじゃない」と歌い上げ、旅路に幕を下ろした。

“新しい時代(エラ)の始まり”
ドキュメンタリーシリーズのラストでは、テイラー・スウィフトの成長映像とともに「Happiness」が流れ、ツアーを支えたダンサーやバンド、スタッフへの敬意が捧げられる。
そして字幕で明かされる近況――
原盤権の買い戻し、婚約、そして『The Life of a Showgirl』がキャリア最大のヒット作となったこと。
スウィフトはこう締めくくる。
「これは“ひとつの時代の終わり”であり、“新しい時代の始まり”なの」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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