「ドラゴンボール」の熱狂的ファン! クリス・ブラウンと日本のクリエイターチームがコラボアニメを発表。日系の米スタジオ「FUTAKU STUDIOS」が世界をつなぐ 【日本独占記事】
クリス・ブラウンが現在、ヨーロッパで行っているツアー「UNDER THE INFLUENCE TOUR」におけるグッズ用のアニメが3月26日、自身のサイトと「ハリウッド・アンロックド」のインスタグラムで公開された。製作は米・ダラスのFUTAKU STUDIOSが務めている。
ツアーのタイトルに冠された「Under the Influence」は、ナイジェリアのプロデューサーのキッド・ドミナント(KDDO)によるクールな質感のビートが美しい楽曲。2019年のアルバム『Indigo』に収録されたが、TikTokによって3年ごしのバイラルヒット。ヒットの流れで2022年にリリースしたアルバム『Breezy』よりも前作がチャート上位にランクインする現象も起きた。
公演の日程は2月11日にアイルランド・ダブリンから始まり、イギリスやオランダ、ドイツなどを経て、3月26日のフランス・パリ公演で千秋楽を迎えた。
この度、発表された動画はツアーグッズ向けのアニメで、日米の血を持つFUTAKU STUDIOSの社長、マイケル・フクナガ(写真・左)によるディレクションのもと、日本のクリエイターチームが制作した。スタジオの名前は「フクナガ」と「オタク」を組み合わせた造語によるもの。
コラボレーションの経緯をマイケル・フクナガは「アニメ好きの彼から、知人を通じてオファーがあった」と語る。そしてクリス・ブラウン自身が本ツアーでも筋斗雲に乗る演出をするほどのドラゴンボール好きだったのも、本コラボレーションにとって重要だった。
マイケル・フクナガの父親、ゲン・フクナガは、兵庫生まれでアメリカに渡り、『ドラゴンボールZ』と『ドラゴンボールGT』の配信で一躍成長したエンターテインメント会社・ファニメーションの設立者であり、アメリカのアニメシーンのパイオニアと言える存在だ。
本アニメは『UNDER THE INFLUENCE』のアートワークとリンクして、彼がUFOに誘拐されるというストーリー仕立てだ。マイケル・フクナガは「宇宙船の中には、ツアーグッズが並んでいて、売り子は女の子の宇宙人。彼女の胸には『infuence』を意訳した『意味』という漢字をいれました」とコメント、自身がもつ”日本のルーツ”をアニメにはっきりと反映している。
日本が誇るアニメが海外のトップアーティストとコラボレーションをして新たな芸術へと昇華するよき事例となった。
フルムービー:Shopchrisbrown.com
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