BLACKPINK・ジェニー、LA公演初日に観客が熱狂 ソロデビューアルバム『ルビー』全曲を披露【ライブレポート】

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韓国のガールズグループ・BLACKPINKのジェニー(JENNIE)が3月6日(木)、LAのピーコック・シアターで、デビューソロアルバム『ルビー』の楽曲を演奏するコンサートツアー「The Ruby Experience」の公演初日を迎えた。
BLACKPINKの4人のメンバーは昨年、グループ活動とは別にそれぞれが実りのあるソロキャリアを確立してきた。ジェニーはアルバム『ルビー』を3月7日(金)にリリースし、今年4月の米音楽フェスティバル「コーチェラ」でのパフォーマンスも決定。グループとしてはこれまで2回出演しており、2023年には同フェスティバルでヘッドライナーを務めた初めてのK-POPスターとなった。
全15曲のアルバム『ルビー』では、チャイルディッシュ・ガンビーノ、ドーチー、ドミニク・ファイク、デュア・リパ、カリ・ウチスとコラボを果たしたジェニー。LA公演初日では満員の観客に向け全曲を披露し、実験的かつ映画的な演出、様々なジャンル、そしてファンへの深い感謝の気持ちに満ちた夜を提供した。
■アルバム全曲を演奏、多彩な才能を発揮
ジェニーは、アルバム『ルビー』とコンサートを通じて、ファンに自身の新しい一面を魅せた。同作は、ポップな「Mantra」から、クラブミュージックとヒップホップにインスパイアされた「like JENNIE」、そしてショーのフィナーレを飾る「twin」まで、多様な楽曲が特徴となっていた。
ジェニーが2024年以前にリリースしたソロ曲は、主にBLACKPINKを連想させるポップサウンドに固執していた。アルバム全体を通じてテンポとジャンルの変化があることを考えると、6日夜のショーは、実験的な曲、クラシックポップ、ハイプトラック、そしてセンチメンタルな瞬間のセクションに分けることができるだろう。
■ファンに映画的な体験を提供
アルバム『ルビー』は、明確なビジョンを持って構想されたように思える。そして、コンサート「The Ruby Experience」は、見事な映像やステージデザイン、構成を通じて、ファンにその世界観に没入する機会を提供。さらに最後には、ショーのチームのほぼすべてのメンバーの名前を記したエンドクレジットが放映された。
■持ち前のスタイリッシュさで魅了
コートの着脱、あるいはちょっとした衣装替えなど、スタイルに小さな変化を加えることで、ジェニーはそれぞれの曲が独自の雰囲気を持つように仕上げた。現在29歳のジェニーが、世界中のファッションウィークの常連であることを考えれば、すべてのルックが完璧だったのは驚くことではない。
■「Like JENNIE」から「With the IE (Way up)」への流れで、真骨頂を完璧に発揮
「Like JENNIE」は観客を総立ちにさせ、なぜジェニーとレーベルが同曲をアルバムのリードシングルに決めたのかを理解するのに十分だった。そしてジェニーとダンサーたちは、次の曲「With an IE (way up)」へと巧みに移行。この曲は素晴らしいウィットに富んでおり、ジェニファー・ロペスのヒット曲「Jenny from the Block」をサンプリングしている。この2曲は連続して非常にうまく機能し、最も自信に満ちたジェニーの姿を披露している。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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