ザック・スナイダー監督、次作の舞台はUFC!?

格闘技ファン・映画ファンの両方にとってたまらないニュースが飛び込んできた。
ザック・スナイダーは次作『ブロウラー(原題:Brawler)』の制作に向けて、総合格闘技(MMA)団体のUFCと提携することを明らかにした。同作は最近のスナイダーが手掛けてきたスーパーヒーロー映画とは一味違い、骨のぶつかり合う音や血飛沫をリアルに描くアクション映画になる見込みなのだとか。プロデューサー向けに配布されたあらすじによれば、同作はロサンゼルスのストリートで育った少年が、自分自身との闘いを経てUFCのタイトルに挑むまでの成長物語を描くのだという。
UFCは最近、映画におけるイマーシブ技術を積極的に興行へ取り入れていることでも知られている。例えば、昨年9月にラスベガスの「スフィア」(Sphere)にて『UFC 306』を開催した際には、同団体CEOであるダナ・ホワイトの肝煎りで同アリーナに設置された1486平方メートル余りにも及ぶ球体状のLEDスクリーンを初めてスポーツイベントに使用するという画期的な試みに取り組んだ。今回UFCはスナイダーの映画制作に全面協力するようで、製作陣にはスナイダーの妻にして共同作業者のデボラをはじめ、UFCのコンテンツ部門最高責任者のクレイグ・ボルサリや、兼ねてからMMAやボクシングなどの格闘技界とも近しい関係にあるサウジアラビア総合娯楽庁長官のトゥルキ・アラルシクまで参加するという力の入りようだ。
なおスナイダーは今回、監督だけでなくシェイ・ハッテンとカート・ジョンスタッドの二人とトリオを組んで脚本も務めるそう。両名はスナイダーと過去にも『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)や『300』(2006)など迫力満点のアクション映画を手掛けているだけに、彼らがどんなストーリーを紡ぎ出してくれるのかにも注目だ。
『ブロウラー』制作発表に際してスナイダーは次のようなコメントを発表している。「全ての偉大なファイターたちの裏には、彼らが歩んできた人生の旅路があります。UFCは格闘技界におけるリーダーですので、この素晴らしい物語を彼らと一緒に語ることができて大変光栄に思います」
早くも公開が楽しみな『ブロウラー』。続報に注目だ。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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