トランプ関税で広告業界に打撃、ハリウッドにも影響か

2025年4月2日トランプ大統領が貿易政策に関する演説を行った 写真:Chip Somodevilla/Getty Images
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トランプ大統領は「解放の日」と銘打ち、広範囲な関税政策を発表した。しかし、エンターテインメント業界にとっては、この動きが経済的打撃となる可能性が高い。
トランプ関税がメディア業界に波紋
関税はメディア業界に直接的な影響を与えるものではない。しかし、最大の広告主である自動車、消費財、食品・飲料といった輸入依存度の高い企業が広告費の見直しを始めた。これによって間接的な打撃が広がっている。同時に、カナダやヨーロッパからの観光客減少により、航空業界やホテル業界への影響も予測される。
広告市場への影響
関税発表後、株式市場は急落し、広告市場の成長見通しも下方修正された。広告アナリストのブライアン・ウィーザー氏は2025年の成長率予測を4.5%から3.6%に、調査会社Magnaも4.9%から4.3%へ引き下げている。今後の経済成長はGoogleやMetaといったテクノロジー企業が牽引すると見られている。
スポーツ放送が頼みの綱に
しかし、テクノロジー企業も影響を免れない。YouTubeの広告収益は今後数年で低成長になる予測されている。従来型のメディア企業も広告収益の落ち込みが避けられない。今後はスポーツ放送が唯一の安定収入源となる見込みだ。NBCは来年のスーパーボウル、冬季オリンピック、NBAの放映権販売を予定しており、これらが広告市場を支える鍵になりそうだ。
年間契約交渉に向けた厳しい局面
さらに、この関税と景気低迷のタイミングは最悪だ。メディア各社はまもなく広告主との年間契約(アップフロント)交渉に入る。業界ではスポーツやライブイベントに焦点を当て、広告主の関心を引く戦略が取られると予測されている。
景気低迷と関税強化という「最悪のタイミング」が重なり、特にデジタル化の遅れたエンターテインメント企業は、深刻な打撃を受ける可能性がある。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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