【訃報】元名物子役俳優、73歳で死去:代表作に『わんぱくデニス』

「デニス・ザ・メナス」の星は73歳でした
『わんぱくデニス』に出演するJ・ノース 写真:Courtesy of Everett Collection
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俳優のジェイ・ノース氏が73歳でこの世を去った。ノースは1959年から1963年にかけて米CBSで放送されたコメディドラマ『わんぱくデニス』にてブロンドヘアーがトレードマークの主人公、デニス役を演じ、お茶の間に笑いを届けた。

『わんぱくデニス』でノースと共演したジーニー・ラッセル氏が米『ハリウッドリポーター』に語ったところによれば、彼は日曜日にフロリダ州、レイク・バトラーの自宅で長年にわたる大腸がんとの闘病の末、静かに息を引き取ったという。

『わんぱくデニス』はハンク・ケッチャムによる同名の人気漫画を原作としており、毎回、トラブルメーカーの主人公デニス少年が周囲を巻き込んで騒ぎを起こすという物語である。

ノースは6歳の時に同番組のオーディションを受け、8歳から12歳のあいだおよそ4年間にわたって主演を務めた。『わんぱくデニス』は4シーズンで打ち切りになったものの、再放送などを通じて数百万人もの視聴者がノースの演技に親しんだ。

1951年にロサンゼルスで生まれたノースはアメリカテレビ・ラジオ俳優組合の関係者だった母親の影響からテレビ出演を始め、そこでの活躍をハリウッドのタレント発掘エージェントに見出されたことから子役としてブレイクした。

『わんぱくデニス』が終了した後もノースは子役として活躍を続け、『ゼブラ・イン・ザ・キッチン』(1965)や『巨象マヤ』(1966)などへの出演を経て1969年に高校を卒業、その後は声優などとしても活躍したほか、アメリカ海軍に入隊するなどした。また余談だが、1988年には彼が病院の診察室で死亡したというデマが流れ、大騒動になったこともあった。

近年のノースは元子役を支援するための団体『ア・マイナー・コンシダレーション』の活動や、フロリダで少年院の刑務官としての職務へ精力的に取り組んでいたという。

心から冥福を祈る。

※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら

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