ブロードウェイ興収ランキング:新作目白押しの4月初週、トップに輝いたのは?

「Othello」は、ショーの開口部の突風の中で、業界を総合的にトップにします
『オセロ』に出演するD・ワシントンとJ・ギレンホール 写真:Julieta Cervantes
スポンサーリンク

先週末に発表されたブロードウェイの興行収入ランキングでは、『オセロ』(Othello)が317万9千ドルで、首位に返り咲いた。ウィリアム・シェークスピアの古典的名作を題材とする同作はデンゼル・ワシントンジェイク・ギレンホールというハリウッド屈指の実力派俳優が主演(それぞれオセロとイアーゴ役)を務めることでも話題を集めており、チケット価格は382ドル92セント(約5万5千700円)にまで上昇したそう。

そんな『オセロ』を猛追するのがジョージ・クルーニー主演作『グッド・ナイト&グッド・ラック』だ。同作は313万5千ドルの興収を記録した。これは先週から比較すると15万ドルほどの減収となったが、無料公開日を含めた週でこの数字はかなり上出来だといえよう。

4月3日に公開された同作は『ニューヨーク・タイムズ』紙などから高評価を受け、チケット代も全体で2番目に高価な250ドル68セント(約3万6千455円)となった。

『オセロ』と『グッド・ナイト&グッド・ラック』に続く3位にランクインしたのは250万ドルを記録した『ウィキッド』で、そこに『ライオン・キング』の198万ドル、『ハミルトン』の196万ドルで続く形だ。

また、先週のブロードウェイは新作目白押しの1週間となった。キーラン・カルキンが主演を務める『グレンガリー・グレン・ロス』やニック・ジョナス主演の『ザ・ラスト・ファイブ・イヤーズ』はメディアから概ね好意的な評価を受けているだけに、今後の伸びに注目だ。

なお、今月27日にトニー賞エントリーの締め切りを控えているだけに、4月は今後も話題作の公開が目白押しだ。例えば22日には大ヒットドラマシリーズを原作とする『ストレンジャー・シングス:ファースト・シャドウ』が公開される。同作は先週の先行上演で満員御礼となり、67万6千923ドルの売り上げを記録しただけに期待が高まる。また、ドラマ版『ストレンジャー・シングス』でもお馴染み、セイディー・シンクが主演を務める『ジョン・プロクター・イズ・ザ・ヴィラン』も14日に初演を控えている。

今月はブロードウェイからも目が離せない1ヶ月となりそうだ。

※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら

【関連記事】

スポンサーリンク

類似投稿