『ファルセットス』作詞家ウィリアム・フィン氏死去

ウィリアム・フィン氏 写真:Bryan Bedder/Getty Images
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ウィリアム・フィン氏(73)が死去したと、文学エージェントのロン・グウィアズダ氏がハリウッド・レポーターに伝えた。死因は明らかにされていない。フィン氏は『ファルセットス』で1992年のトニー賞作曲賞と脚本賞を共同受賞し、自伝的かつ感情豊かでユーモアの効いた作品で知られる。『ファルセットス』は、同性カップルや家族の関係を描きながら、愛やアイデンティティを深く掘り下げた作品で、1992年に初演、2016年に再演された。
彼の代表作には、『スペリング・ビー』もあり、2005年にブロードウェイで上演。大人が子ども役を演じるユニークな構成と観客参加型の演出で話題となり、トニー賞6部門にノミネートされた。2024年にはケネディ・センターで再演されるなど、長く愛される作品となっている。また、エイズや9.11をテーマにした『エレジーズ』では、死や喪失といった重いテーマにも真摯に向き合った。
フィン氏は長年の共同作家ジェームズ・ラパイン氏とともに、『ニュー・ブレイン ~僕の中に春をいっぱい感じる~(A New Brain)』や『リトル・ミス・サンシャイン』の舞台化にも携わった。特に『ニュー・ブレイン ~僕の中に春をいっぱい感じる~』は、脳幹に奇形を抱えた自身の体験を元にした作品で、死の恐怖と創作への執念、恋人との関係を描いている。1998年の初演後、2015年にはジョナサン・グロフ主演で再演され、その深いテーマ性と音楽性が高く評価された。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら
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