大御所R&B歌手、性加害疑惑で提訴

火曜日、一斉を風靡したR&B歌手にして伝説的音楽レーベル、『モータウン』の設立にも関わったスモーキー・ロビンソン氏が、同氏に性的暴行を受けたと主張する家政婦4人によって提訴された。
米『ハリウッドリポーター』が入手した訴状の文面によれば、ロビンソンはカリフォルニア州にある自宅等において性的暴行を加えたほか、彼女たちに対して日常的にパワハラ、モラハラなどを繰り返していたそうだ。更に、女性4人はロビンソンが彼女たちに対し、法令上定められた最低賃金を支払っていなかったとも主張している。
なお、ロビンソンの妻であるフランセスもロビンソンによる日常的な性加害の実態を把握していたにもかかわらず、適切な対応を怠ったとして提訴の対象となっているようだ。
今回、ロサンゼルスの裁判所に提出された訴状には被害女性がロビンソンから加えられた被害の詳細が生々しく綴られていた。
2023年から2024年にかけてロビンソンの家で働いていたという女性Aは、ロビンソンが週末に妻をネイルサロンへ送り届けた後、下着姿となった彼に寝室へ来て性行為をするよう強要されたという。また2014年から2020年まで働いていたという女性Bはロビンソンの家のガレージなどで、少なくとも23回は彼による性的暴行を受けていたそうだ。
女性4人はいずれも職業や在留資格を失う恐怖や、屈辱感から長らく被害を公にすることができなかったという。現在米『ハリウッドリポーター』はロビンソンの代理人に本件に対するコメントを求めているが、記事の公開時点で返答はない模様。
R.ケリーやディディに続き、残念ながらこの一件によってまたしても音楽業界の大御所に対するスキャンダルが浮上した形となった。
今後の裁判の展開に注目したい。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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