ワーナー・ブラザース・ディスカバリー、新広告部門トップが語る「柔軟性」と「最高のIP戦略」

ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのアップフロントの様子(写真:Mike Coppola/Getty Images for Warner Bros. Discovery)
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのアップフロントの様子(写真:Mike Coppola/Getty Images for Warner Bros. Discovery)
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 ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、2025年のアップフロント(広告主向け新作プレゼン)に向けて新体制で挑む。広告部門を率いるのは、2月に就任したライアン・ゴールドとボビー・ヴォルタッジオ。彼らは「柔軟性」を重視した提案で、変動する市場に対応しようとしている。

柔軟な広告提案で信頼を獲得へ

両名は、広告主が安心して契約できる環境づくりを目指す。また、ジャンルや配信手段の変更、四半期ごとの調整にも応じる柔軟な契約条件を用意する。さらに、少額からのスタートや後日の追加購入にも柔軟に対応する。このように、状況に応じた取引が可能である点を強調している。

豊富なIPと強力な配信網を活用

『マインクラフト/ザ・ムービー』のジャック・ブラック、ジェイソン・モモア、セバスチャン・ユージーン・ハンセン 写真:Warner Bros. Pictures
『マインクラフト/ザ・ムービー』 写真:Warner Bros. Pictures

ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、『ラスト・オブ・アス』や、『マインクラフト/ザ・ムービー』など強力なIPを保有している。また、HBOを核とするMaxや、TBS・CNNなどのテレビ網も抱えている。

この幅広いメディア網により、米国の成人85%に毎月リーチしているという。一方で、これらの資産を、広告主にとって活用しやすくする工夫も進めている。

『THE LAST OF US』より、ペドロ・パスカル(写真)Liane Hentscher/HBO
『THE LAST OF US』(写真:Liane Hentscher/HBO)

市場は不安定、だが実態は健全?

市場では、関税や景気減速への不安が広がっている。しかし、ゴールドは「データ上は影響は見られない」と語る。

また、業界全体でも同様の認識が広がっているとし、悲観論を否定した。そのうえで、相談型アプローチを強化し、個別の要望に応える姿勢を見せた。

まとめ

ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、「強いIP」と「柔軟な戦略」を両立させ、広告主にとって最適なパートナーを目指す。顧客重視の姿勢と変化への対応力が、今後の成功を左右しそうだ。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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