『SNL』クロエ・ファインマン、Hulu映画『サマー・オブ・69(原題)』でストリッパー役に挑戦

Hulu映画『サマー・オブ・69(原題)』クロエ・ファインマン(写真: Hulu)
Hulu映画『サマー・オブ・69(原題)』クロエ・ファインマン(写真: Hulu)
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クロエ・ファインマンは『サマー・オブ・69(原題)』でストリッパー役を演じた。そして、この役のために入念な準備を行った。

まず、『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』の人気コメディアンであるクロエ・ファインマンは、ジリアン・ベル監督の新作に出演。この作品では、サンタ・モニカというセックスワーカーを演じている。また、共演者のサム・モレロスが演じる10代の少女アビーは、高校の好きな男子を振り向かせたいと願う。そこで、クロエ・ファインマンが演じるストリッパーから性的な知識を学ぼうとするのだ。

現在、北米ではHuluでストリーミング配信中、日本での配信は未定。

米『ハリウッド・リポーター』(THR)との対談で、クロエ・ファインマンはストリッパーとの偶然の出会いとその人が映画に関わることになった経緯、役作りの準備がリンジー・ローハンから映画『フリーキー・フライデー』続編への出演オファーにつながったこと、そして『SNL』が物議を醸す場面に遭遇した時の心境について語っている。

Hulu映画『サマー・オブ・69(原題)』サム・モレロスとクロエ・ファインマン(写真:Everett Collection)
Hulu映画『サマー・オブ・69(原題)』サム・モレロスとクロエ・ファインマン(写真:Everett Collection)
——『サマー・オブ・69』に出演しようと思ったきっかけは?

まず、ジリアン・ベルと一緒に仕事ができることに魅力を感じた。彼女のファンだったし、女性監督の映画に出演するのは初めてだった。それと、ストリッパー役という点もね。魅力的じゃない?(笑)

——この役を演じる前に、セックスワーカーのコミュニティについて知識はありましたか?

もちろん。最近では『アノーラ』のような映画もある。もともとLAに引っ越した頃、スタンダップコメディをやっていた友人の中にストリッパーをしている人が何人かいたの。面白い組み合わせでしょう?シルバーレイクにあるストリップクラブで働いていた友人も何人かいた。結局のところ、「私たちも普通の人間」であり、偏見を持たないことが大切だと思う。そして今回の映画はティーン向けのセックスコメディという微妙なバランスだった。私がトップレスになるわけではないけどね。それは次の映画で(笑)。

——撮影で印象に残っている場面は?

大きなダンスシーケンスは「ああ、神様」と思った場面だね。かなりハードなトレーニングをしたわ。撮影した高校の体育館にはポールが設置されていて、汗臭い体育館にストリッパーポールがあるという状況だったの。でも幸運なことに、姉が撮影を見に来ていて、私自身のサンタ・モニカのように「そう、最高!」と応援してくれたのが楽しかった。

Hulu映画『サマー・オブ・69(原題)』サム・モレロスとクロエ・ファインマン(写真:Disney/Brett Roedel)
Hulu映画『サマー・オブ・69(原題)』サム・モレロスとクロエ・ファインマン(写真:Disney/Brett Roedel)
——どんなトレーニングをしましたか?

LAにいたけど、実はどの通りにもポール教室があるんです。パサデナにいたんだけど、普通は『花嫁のパパ』の撮影地として知られているところなんだけど、偶然素晴らしいクラスを見つけたの。先生が気に入って、クラスの後に残って「私のストリッパーコーチになってくれませんか?」と頼んじゃった。彼女をシラキュースに呼んで、『So You Think You Can Dance?』出身のトラヴィス・ウォールとともに振付を考えた。とても楽しかった。

——作品のテーマについて懸念する意見はありましたか?

特にはなかったと思う。「ポルノ…グラフィー」というセリフについては、グルーミング(性的搾取のための誘導)と取られないように気をつけた。アビーがポルノを見ている間、私が別の部屋にいるシーンを撮ったけど使わなかった。私のSNSコメント欄にはすでにママたちがたくさんいるから、そういう問題は避けたかった。

——なぜママたちがコメント欄にいるんですか?

「これはグルーミングじゃないの?気持ち悪い!」みたいなコメントをよく見る。SNLに関連してトロールが来るんだ。常に「これを避けられるか?」と考えている。ママたち、つまり共和党支持者たち——わかるでしょ?

Hulu映画『サマー・オブ・69(原題)』クロエ・ファインマン(写真:Everett Collection)
Hulu映画『サマー・オブ・69(原題)』クロエ・ファインマン(写真:Everett Collection)
——スタントドライビングはしましたか?

素晴らしいスタントコーディネーターがいたの。不気味な男たちから逃げるシーンでは車の中にいて、ドライバーのメレディスは毎回本当に怖かった。修道女にぶつかりそうになるシーンは、メレディスだけでやった。彼女と車に乗っていたとき、「死ぬかも?」と思ったわ。

——最近、セクシーなコメディ映画が劇場公開されにくい状況ですが、現在のコメディ映画の状況はどうですか?

この映画が作られた事実自体が良い兆候だと思う。LAでの上映会では大勢の観客が集まり、SNLの仲間たちも来てくれた。劇場で見たいと思ってもらえるのが次の課題だけど、映画が作られて人々が反応してくれることは本当に素晴らしいわ。上映会に来た女性コメディアンの友人たちと「成長期にこんな映画があったらよかったのに」と話していた。

——最近忙しそうですね。先月のCinemaCon「フリーキー・フライデー」のプレゼンテーションでの姿を見られて嬉しかったです。続編に参加するのはどんな感じですか?

信じられない経験だった。これは本当の話なんだけど、ストリッパー役のためにヘアエクステをつけていた時——残念ながら私の本物の髪じゃないんだ——それはとても時間がかかるの。LAのサロンに時間外にいたら、リンジー・ローハンがふらっと入ってきた。髪を洗うシンクにいて、振り向いて「あ、こんにちは!」って言ったのよ。話しているうちに友達になって、連絡先を交換したの。彼女はとても素敵な人で、私のヒーローの一人よ。本当に突然、私がストリッパーの格好をしている時に「『フリーキー・フライデー』に出ない?」と言われて、「うわぁ、すごい」と思った。すべてはヘアエクステがきっかけだった。

——『サタデー・ナイト・ライブ』に残りながら他のプロジェクトも続ける予定ですか?今後はどうなりそうですか?

わぁ、わからない!どうなるか興味があるけど。番組を楽しんでいるし、みんな本当に仲が良くて居心地がいい。1月にフレッド・アーミセンと舞台をやったけど、彼は「最後の年だと感じたら、もう1年続けるといい」と言っていた。楽しい番組だし、ローン(マイケルズ、プロデューサー)が1日休ませてくれるだけでもありがたい。

——シーズン50の終わりに向けて、印象に残っているものは?

最近、3年間考えていた「Forever 31」というスケッチを書いたの。今まで提案したことがなかったけど、数週間前にアイデアが却下されたとき、ヘッドライターに「他に10個のアイデアがある」と言った。あまり自信がなかったものの中から「これいいね」と選ばれた。それが放送され、ホストのキンタ・ブランソンがやりたいと言ってくれて、私のようなミレニアル世代が反応してくれたのは本当に素晴らしかった。カマラ・ハリスが出演したこともあり、すごい年だった。みんなそれぞれの形で成功を収めた。(キンタのエピソード前の週末に)リトリートに行ったけど、本当に特別なグループだと感じた。

——リトリートは定期的に行うものですか?

いや、これまで歴史上一度もなかった。みんなでバスでタリータウンに行って、一晩中カラオケをしたの。

——すごい!キャスト全員で?

そう、今年の頑張りを祝うためだった。土曜日以外に冷静な状態で一緒に過ごすのは大切なこと。番組は奇妙な感情のローラーコースターだから、番組以外で一緒に過ごす人たちとは全く異なる特別な絆がある。みんなで過ごせたのは素晴らしかった。

——SNLは今でも話題を呼び、エイミー・ルー・ウッドが今シーズンの自分の物真似について反応していました。番組がまだ物議を醸すことに驚きますか?

ああ、もう。みんな本当に申し訳なく思っているし、番組全体として謝罪している。常に軌道修正が必要で、かなり議論した。もちろん私も深く謝罪している。私はエイミー・ルーを演じたわけではないから、サラ・シャーマンのことについて話したくない。正直、友人のことを代弁しなければならないのは気まずい。でも内部的には軌道修正と大きな謝罪があり、彼女のことを尊敬している。あの劇を見に行って電子タバコを吸っていた共和党の女性議員は誰だっけ?

——ローレン・ボーバート?

そう。彼女の物真似をしたら、すごく怒ったわ。そういう場合は「黙れ」と思う。本当に尊敬する人たちに対しては、もう少し繊細になることを学ぶ。有名人や素晴らしい俳優たちとの付き合いは微妙なライン。数年前にニコール・キッドマンとAMCの物真似をしたとき、ほんの少しだけ調整した。同じ俳優として慎重に扱わなければならない。ローレン・ボーバートのような人たちとは少し違うの。

※本記事は要約・抄訳です。オリジナル(英語)はこちら

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