米俳優ジョー・ドン・ベイカーさん、89歳で死去 『007』シリーズで活躍

ジョー・ドン・ベイカーABC/Photofest
ジョー・ドン・ベイカーさん 写真:ABC/Photofest
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1973年の映画『ウォーキング・トール』の保安官ビュフォード役で知られる米俳優ジョー・ドン・ベイカー氏さんが、5月7日に89歳で亡くなっていたことを遺族が発表した。

身長約190cmの堂々とした体格を持つベイカーさんは、1970年代のアクション映画を代表する俳優として活躍。特に『ウォーキング・トール』では、テネシー州の町で犯罪を一掃した実在の保安官をモデルにした元プロレスラーのビュフォード役を熱演。当時の社会情勢を反映した自警団的なヒーロー像を確立し、世界中の観客から熱狂的な支持を集めた。

また、ベイカーさんは映画『007』シリーズにも出演し、味方と敵の両方を演じ分けた。ティモシー・ダルトンがジェームズ・ボンド役で主演した『リビング・デイライツ』(1987)では、武器商人の悪役ブラッド・ウィテカーを演じた。

その後、1995年の『ゴールデンアイ』と1997年の『トゥモロー・ネバー・ダイ』では、ピアース・ブロスナン演じるボンドを支えるCIAエージェント、ジャック・ウェイドを演じて復帰。対照的な役柄は、ベイカーさんの俳優としての幅広い演技力を証明するものとなった。

ベイカーさんはその他、サム・ペキンパー監督の『ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦』(1972)、ドン・シーゲル監督の『突破口!』(1973)、『ケープ・フィアー』(1991)、『リアリティ・バイツ』(1994)、『MUD -マッド-』(2012)などの映画に出演。テレビ界でも活躍し、1978年から79年にかけて放送されたNBCのドラマ『特捜警部アイシャイド』で南部の保安官からニューヨーク市警の刑事に転身する役を演じた。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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