『ミュータント・タートルズ』続編公開が2027年に延期 — アニメーション映画の最新情報

『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』Paramount Pictures
『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』Paramount Pictures
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『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』続編の公開延期とアニメ映画スケジュール変更の全容

『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』のファンにとって、新たな冒険を目にするまでの待ち時間が長くなることとなった。パラマウント・ピクチャーズは金曜日、複数の公開スケジュール変更を発表し、アニメーション映画『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』続編の劇場公開日を本来の2026年10月9日から約1年延期し、2027年9月17日へと設定した。

大ヒット作の続編が直面する制作の遅延

本作の監督を務めるのは、2023年8月に劇場公開され世界興行収入1億8000万ドルを記録した前作『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』を手掛けたジェフ・ロウ監督である。

前作の豪華声優陣にはアヨ・エデビリマーヤ・ルドルフジョン・シナセス・ローゲン、ローズ・バーン、ジャッキー・チェンアイス・キューブポール・ラッドらが名を連ねていた。
この人気シリーズは1984年に発売されたコミック『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』から始まり、今日まで愛され続けている。

『アバター』アニメ作品も公開延期に

同時に、アニメーション映画『アバター 伝説の少年アン』の劇場公開日も2026年1月30日から同年10月9日へと変更された。ローレン・モンゴメリー監督が指揮するこの作品には、デイヴ・バウティスタ、エリック・ナム、スティーブン・ユァンらが声優として参加しており、ニコロデオンのシリーズ『アバター 伝説の少年アン』の物語を継承する内容となっている。

パラマウント関係者によれば、『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』続編と『アバター 伝説の少年アン』両作品の公開延期は、アニメーション制作過程における物理的な遅延が原因であるとのことだ。

『パウ・パトロール』最新作は前倒しに

一方で朗報もある。パラマウントは『パウ・パトロール』の新作映画(原題『Paw Patrol: The Dino Movie』)の公開を1週間前倒しし、2026年7月24日になると発表した。カル・ブランカー監督が手掛けるこのアニメーション作品の声優陣には、マッケンナ・グレイス、ロン・パルド、ジェニファー・ハドソンジャミーラ・ジャミルテリー・クルーズスヌープ・ドッグビル・ナイパリス・ヒルトンらが名を連ねている。

『パウ・パトロール』新作映画はテレビシリーズ『パウ・パトロール』からの最新作であり、2023年公開の『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』に続く映画作品である。

アニメーション映画の制作課題とファンの期待

アニメーション映画の制作延期は珍しいことではないが、特に昨今の世界情勢や制作環境の変化により、より慎重なスケジュール管理が求められている。
高品質なアニメーション制作には膨大な時間と労力が必要であり、パラマウントがこれらの作品に対して妥協のない品質を追求していることの表れとも言えるだろう。

『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』が興行的にも批評的にも成功を収めたことから、続編への期待は非常に高い。パラマウントとしては延期によるファンの失望を最小限に抑えつつ、期待に応える作品を届けるという難しい舵取りを迫られているのである。

今後のパラマウント・アニメーション作品公開スケジュール

現時点での北米劇場公開スケジュールは以下の通りである:

  • 『パウ・パトロール:ザ・ディノ・ムービー(原題)』— 2026年7月24日
  • 『レジェンド・オブ・アン:ザ・ラスト・エアベンダー(原題)』— 2026年10月9日
  • 『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!2(原題)』— 2027年9月17日

これらの作品は全て、パラマウントが力を入れる家族向けアニメーション映画であり、それぞれのフランチャイズの将来を担う重要な作品となる。特に『ミュータント・タートルズ』シリーズは、40年近い歴史を持つ長寿フランチャイズであり、世代を超えたファン層を抱えている点で注目度が高い。

今回の公開延期発表を受け、ファンからはSNS上で様々な反応が見られるが、「完成度の高い作品のためならば待つ価値がある」という声が多数を占めているようだ。
パラマウントの慎重な姿勢は、長期的なフランチャイズ価値の維持・向上を目指した戦略と考えられる。

アニメーション映画産業が直面する課題と変化を象徴するこれらの発表は、エンターテイメント業界全体のトレンドを反映するものとして、今後も注目されるべきであろう。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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