フィフス・ハーモニー、再結成に向け交渉開始

米『ハリウッドリポーター』が複数の関係筋から入手した情報によると、2010年代に一世を風靡したガールズグループのフィフス・ハーモニーが再結成に向けて交渉を開始したという。交渉がまとまれば2016年に同グループを脱退したカミラ・カベロを除くすべてのオリジナルメンバーが勢揃いする見込みなのだとか。
フィフス・ハーモニーは2012年、英国のオーディション番組『Xファクター』シーズン2にて発掘されたカベロ、ノーマニ・コーディ、アリー・ブルック、ダイナ・ジェーンとローレン・ハウレギの5人によって結成された。同グループは2010年代の音楽シーンを席巻し、リリースした『Reflection』(2015)と『7/27』(2016)のアルバムは二枚ともプラチナ(100万セット以上の売り上げに相当)を達成したばかりか、タイ・ダラー・サインとのコラボシングル『Work From Home』(2016)はSpotifyにて15億回再生されたという。
2016年、カベロが突如グループを脱退すると発表した際にはファンの間に衝撃が走った。(因みにカベロはこの時、今後の彼女のキャリアにおいてフィフス・ハーモニーのメンバーという肩書を使う権利を放棄したそう。)その後もフィフス・ハーモニーは4人で活動を続け、2017年にはアルバム『Fifth Harmony』をリリースしている。だが2018年、同グループはメンバーたちがソロ活動に専念することを理由に、活動休止を発表した。
ソロ活動を始めたメンバーたちの中で最も成功しているのはカベロであろう。彼女のリリースした『Havana』(2018)やショーン・メンデスとのコラボ曲『Señorita』(2019)は、世界的なヒット曲となった。他にもノーマニがカリードとのコラボ『Love Lies』で5度のプラチナレコードを達成するなど、メンバーはそれぞれ順風満帆なキャリアを歩んでいる。
ファンの間でフィフス・ハーモニー再結成の噂が囁かれ始めたのは昨年からで、ノーマニが彼女のデビューアルバム『Dopamine』をリリースした際に他の元メンバー4人が全員、彼女に祝福のメッセージを送ったことがきっかけだった。(もっとも当時、米『ローリングストーン』誌は噂を否定していたが。)
米『ハリウッドリポーター』はノーマニ、ハウレギとジェーンの代理人らにコメントを求めたが、記事の公開時点で返答はないという。
このタイミングで再結成の動きが加速した理由として関係者は、2026年がフィフス・ハーモニーのヒット曲『Work from Home』と同曲を収録した『7/27』がリリースされてから10年目という節目の年であることを挙げている。同グループは再結成とともにツアーを開始するとも言われており、その舞台裏に密着したドキュメンタリーも制作されるそう。
今の所、誰が再結成したフィフス・ハーモニーのマネージャーを務めるのか、どこのレーベルと契約するのかといった詳細は明らかになっていないが、再結成が実現すれば世界中のファンが熱狂することは間違いない。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら
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