『ゲーム・オブ・スローンズ』原作者ジョージ・R・R・マーティン、未完の小説『冬の狂風』をめぐりファンへ反論

ジョージ・R・R・マーティン 写真:Jon Kopaloff/Getty Images
ジョージ・R・R・マーティン 写真:Jon Kopaloff/Getty Images
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 ジョージ・R・R・マーティンHBOドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者)が、小説『冬の狂風』の出版日が未定であることに不満を抱くファンに対して、率直な反論を示した。――「もう私に期待していないのは分かっている……」

新作映画の発表に絡めて反論

ジョージ・R・R・マーティンは、ファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』の執筆に少なくとも15年取り組んでいる。これまでにマーティンは「早く本を完成させろ、ジョージ」といった定番の声を何度も耳にしてきた。中には、「彼はシリーズを完結させる前に亡くなるのではないか」といった残酷な言葉も含まれている。

マーティンは、作家ハワード・ウォルドロップの短編を原作とした大人向けのアニメ映画『A Dozen Tough Jobs(原題)』の制作を発表した。しかし、マーティンが『冬の狂風』とは関係のない新プロジェクトを発表するたびに、ネット上では「まだ『冬の狂風』が完成していない」と嘆く声が上がる。マーティンはそれに応えるかたちで、「どうせまた怒るんだろう」と自嘲的かつ辛辣なコメントを残した。

「私が興味を失ったとか、老い先短いとか、金儲けに走っているとか、もう何度も言われてきた。でも、私はウェスタロス(『ゲーム・オブ・スローンズ』の舞台)や『冬の狂風』の登場人物たちに心から思い入れがある」と語った。

また、「“代わりの作家に書かせろ”とか“他の仕事なんてするな”と言われることもある。でも、私はこの世界が本当に好きだし、この映画にも心からワクワクしている」と続けた。

『ゲーム・オブ・スローンズ』関連作が進行中

一方、テレビの世界ではかつてないほど『ゲーム・オブ・スローンズ』関連の作品が展開されている。HBOは『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン3を制作中であり、『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚となる『七王国の騎士』の初シーズンも準備が進んでいる。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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