ブラッド・ピット、2日で3度舞台に立ち『F1/エフワン』アピール「3年かけた愛の結晶」
米俳優ブラッド・ピットが26日、主演映画『F1/エフワン』の来日舞台挨拶を東京・丸の内ピカデリーで行った。
25日に来日し、2日間で3回の舞台挨拶に登壇する強行軍。それでも、「日本はいつも温かく迎えてくれて、愛を注いでくれる。まずは感謝を伝えたい。F1を愛する人も多く、聖地の一つである鈴鹿サーキットがある日本で公開され、皆さんと共有できることがうれしい」と笑顔で語った。
弱小チームの再建を託され、サーキットに戻ってくるカリスマF1レーサーという役どころ。『トップガン マーヴェリック』(2022)のジョセフ・コシンスキー監督の新作で、「多分、レーシングマシンに俳優を乗せてみようというクレージーなアイデアを思い付いたんだろうね。『トップガン マーヴェリック』で使ったカメラをさらに小型化させ性能もアップさせた。天才的な監督だよ」とジョーク交じりに明かした。
実際に運転技術を学んで、自らマシンを駆って時速300キロの世界を体感し「感じたことのない高揚感で、言葉では説明しにくいが最高の気分」とご機嫌。「皆さんもコックピットに乗っている感覚になるはずだよ」と自信のほどをうかがわせた。
ゲストで登壇したF1ファンの俳優の中尾明慶がベタ褒めの感想を話すと、チップを1万円もはずむ一幕も。さらに、F1の席に座っていた観客にサプライズでサイン入りのポロシャツとポスターを手渡すなどファンサービスに努めた。
『F1/エフワン』は、6月27日に全国公開。ピットは「(製作に)3年をかけた愛の結晶です。F1は1シーズンに12人しか出られないレーシングスポーツの頂点。人生のセカンドチャンスやしょく罪などが描かれ、見れば物凄く感動します」とアピールした。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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