aespa、最新曲「Dirty Work」で新境地へ「今まさに“なりたかった自分たち”にたどり着いた」ソロ活動にも言及

「Dirty Work」でカムバックしたaespa COURTESY OF SM ENTERTAINMENT
「Dirty Work」でカムバックしたaespa COURTESY OF SM ENTERTAINMENT
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韓国の音楽シーンを沸かせた4人組・aespaが、進化したサウンドと新曲を引っ提げて華麗にカムバック!

韓国のSMエンターテインメント所属の4人組ガールズグループaespaは、2020年のデビュー以来、時代の先端を行ってきた。彼らは、当時としては革新的なメタバースと結びついたコンセプトでデビューし、メンバーそれぞれにアバターが設定されていた。しかしグループとして5年近くが経とうとする今、カリナ、ジゼル、ウィンター、ニンニンは、ずっと目指していたaespaの姿を見つけたと感じているようだ。

「たぶん2024年あたりから、世間の人たちが持っているaespaのイメージが、私たちが最初から思い描いていたものに近づいてきたと思うんです」と、ジゼルは米『ハリウッド・リポーター』に語った。

2024年のヒット曲「Supernova」と「Whiplash」の成功に続き、aespaの最新シングル「Dirty Work (Feat. Flo Milli)」は、次のチャート上位を狙える作品として注目されている。リリース日を前に、すでに予約枚数は100万枚を超えており、「Dirty Work」は、aespaらしさを保ちながらも、これまで取り入れてこなかった新たなグルーヴを加えた楽曲に仕上がっている。

以下、“Next Level”の彼女たちが、米『ハリウッド・リポーター』に「Dirty Work」、フロー・ミリとのコラボレーション、そして“自分たちらしさ”を追求して進化してきたグループの姿について語った。

ーー最新リリース曲「Dirty Work」について教えてください。

ジゼル :このシングルには、韓国語版・英語版・そしてFlo Milliをフィーチャーしたバージョンの3種類があります。どれも本当に楽しみにしているんです。この曲は、最初にデモを聴いた瞬間にメンバー全員が「これだ!」って思ったくらい、すごく気に入った曲のひとつなんです。だから、皆さんに披露できるのが本当に楽しみ。近年の私たちの楽曲と比べると、少しミニマルな仕上がりになっているのも特徴です。

ーー「Whiplash」、「Supernova」、「Armageddon」など、これまでリリースしている音楽とは少し違った感じがしますね。これまで何年もかけて作り上げてきたaespaのサウンドに、この曲はどうマッチしていると感じていますか?

ジゼル 私たちはいつも、新しいことに挑戦しようとしています。「Supernova」や「Armageddon」は、楽器の音もボーカルも、どちらかというと“ミニマル”の真逆で、音の要素がすごく多いんです。「Whiplash」もジャンルは違いますが、やっぱり音数が多くて、テクノっぽい雰囲気があります。

一方「Dirty Work」は、それらに比べるとずっとシンプルなんです。これまで公開されたティーザーだけだとそうは聞こえないかもしれませんが、実際にフルで聴いてもらえれば、サウンドの違いや、よりミニマルな印象を感じてもらえると思います。それでもちゃんと“クールさ”は残っていて、そこが魅力ですね。

ーーフロー・ミリとのコラボレーションはいかがでしたか?

カリナ まず第一に、フロー・ミリのような素晴らしいアーティストとコラボできたことが、本当に嬉しいです。実は、他のアーティストとの公式なコラボはこれが初めてなんですが、私たちはいつも、インスピレーションを与えてくれるアーティストと一緒に、何か特別でユニークな作品を作りたいと考えてきました。だからこそ、今回のフロー・ミリとのコラボはすごく特別なものになったと思います。彼女はこの曲に、燃えるような勢いと鋭いエッジをプラスしてくれて、楽曲全体の雰囲気をグッと引き締めてくれました。

ーー昨年は、最近のリリースが大きな成功を収めましたね。それによって、次の作品へのプレッシャーは強くなっていますか? それとも、むしろ新しいことに挑戦するためのモチベーションになっていますか?

ウィンター もちろん、たくさんの人に愛されることと同じくらい、その期待に応えるプレッシャーも大切だと思っています。だからといって、ネガティブに捉えるものではなくて、ポジティブな形で感じるべきだと思うんです。重くのしかかるようなプレッシャーじゃなくて、前向きな力に変えていきたい。ファンや多くの人たちに良い影響を与えたり、私たちが伝えたいメッセージをしっかり届けられるように、という思いで取り組んでいます。

ーーファンの皆さんと一緒に成長してきたことについて、どんなふうに感じていますか?

ニンニン:デビューしてから今まで、私たちは常に新しい音楽に挑戦し続けてきました。新しい楽曲やコンサートを通して自分たちの限界に挑みながら、たくさんのライブで大切なファンの皆さんにお会いしてきました。そうした経験を重ねて、私たちは本当に成長できたし、実力も確実についてきたと思います。

今、aespaといえば“私たちらしい色”を持っていると感じてもらえるようになってきていて、それがすごく嬉しいんです。そして私たちは、さらに新しい色を見つけていくために、これからも努力を続けていきます。音楽シーンの中で、自分たちだけの色や特別な存在感を見つけていくことが、私たちの成長につながっていると思います。

この旅の中で、私たちを応援してくれて、一緒に歩んできてくれたファンの皆さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ーーデビューからこれまでの間に、皆さん自身がどのように進化してきたと感じていますか? そして、それをチームとして一緒に成し遂げてきた中で、メンバー同士の関係性にはどんな変化があったと思いますか?

カリナ:チームとしても、そして私自身としても、最近のアルバム制作では、音楽やアルバムの方向性について会社とより深く話し合えるようになったと感じています。メンバー同士でも、自分たちの音楽や、リスナーにどんな“色”を届けたいかについて意見を交わすようになりました。

旅の中で何がベストなのかを一緒に模索し、研究し、フィードバックを重ねています。こういった意味のあるディスカッションを通して、成長のスピードも速くなると思っています。

会社も私たちをたくさんサポートしてくれているので、チームとしても個人としても、やっぱり「コミュニケーション」が成長するうえで一番大切なことだと感じています。

ーー世界の人たちに、aespaをどんなふうに見てほしいと思っていますか?

ジゼル:私たちには、デビュー当初から「aespaはこういう存在でありたい」という、はっきりとしたコンセプトがありました。それはAIっぽくて、サイバーな世界観で、クールではあったんですが、正直、最初はうまく融合しきれていなかった部分もあったと思います。だって、私たちは実際の“人間”ですから(笑)。

でも、時間が経つにつれてたくさんの楽曲を発表し、新しいコンセプトにも挑戦しながら、少しずつそういった世界観と現実の私たち自身が噛み合ってきたんです。人々がaespaに対して持つイメージも、たぶん2024年ごろから、私たちが最初から思い描いていた姿に近づいてきたように感じています。

これは4人全員の気持ちでもあると思うんですが、時間をかけて少しずつ、自分たちらしさを見せられるようになってきたんです。ただ、まだまだこれからです。2025年になったばかりで、メンバーそれぞれの個性が本格的に動き出すのもこれから。今後、私たちが理想とする姿をしっかり見せていけるかどうかは、自分たち次第だと思っています。

ーーその変化は、自然と時間の経過とともに生まれたものだと感じますか? それとも、何年も一緒に活動してきたからこそ生まれたものだと思いますか?

ジゼル:いろんな理由が重なって、今の結果につながっていると思います。私たちが今話していることはあくまで私たちの感じていることであって、人によってはまったく違う見方をするかもしれません。でもやっぱり、メンバー同士がお互いを深く知るようになったことが大きいと思います。

何年も一緒に活動してきたこと自体が、確実に大きな影響を与えているんですよね。「この雰囲気はあなたと私に合っている」とか、そういう感覚も分かってくるようになって、それをどう画面越しに表現するかも、少しずつ掴めてきた感じがします。

ーーこれまでにまだ挑戦していないジャンルやコンセプトの中で、「いつかやってみたい」と思っているものはありますか?

ニンニン:デビューしてからずっと、かわいくてフレッシュな、もっとクリーンなイメージのコンセプトにいつか挑戦してみたいと思ってきました。

ーーaespaというグループとして、そして一人のパフォーマーとして、それぞれどんなふうになっていきたいと思っていますか?

ジゼル:私たちはそれぞれ違った理由でこの道を選びました。それでも共通しているのは、みんな音楽が好きで、パフォーマンスを愛しているということです。だからこそ、メンバー同士でお互いの成功を心から願っていますし、個人のキャリアについても応援し合っています。

メンバーそれぞれに、心の中に思い描いている夢や目標があると思います。最初にこの世界に飛び込んできた理由も、きっとそこにあるはずです。ファンの皆さんには、まだそういった“個人としての姿”はあまり見せられていないかもしれませんが、将来的には、誰かがソロプロジェクトに挑戦する日が来るかもしれないし、私もそれを楽しみにしています。

※本記事は英語の記事から抄訳・編集しました。

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