スーパーマン役を逃した理由は“相性”?ジェームズ・ガン監督がキャスティングの裏側を告白

左から、ジェームズ・ガン、デヴィッド・コレンスウェット、ニコラス・ホルト Tim P. Whitby/Getty Images for Warner Bros
左から、ジェームズ・ガン、デヴィッド・コレンスウェット、ニコラス・ホルト Tim P. Whitby/Getty Images for Warner Bros
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ジェームズ・ガン監督が、新作『スーパーマン』で主演にデヴィッド・コレンスウェットを起用した理由について語った。実はこの役には、ニコラス・ホルトも候補に挙がっていたが、最終的にスーパーマンではなく、宿敵レックス・ルーサー役に決まった。

ガン監督は映画関連のインタビュー番組『Jake Takes』に出演し、「ニコラス・ホルトは素晴らしい俳優。ある意味ではデヴィッドより優れていると感じる人もいると思う」と評価しつつ、「ただ、この役には合わなかった」とコメント。ホルトについて「とても制御されたタイプの俳優」と表現し、対してコレンスウェットは「もう少し自由で、自然体な印象がある」と述べた。スーパーマンというキャラクターには、後者のほうがフィットしたという。

また、キャスティングではロイス・レイン役の候補者との”相性”も重視された。ホルトは「より自由なタイプのロイス」とは好相性だったものの、最終的にロイス役に決まったのは、繊細で緻密な演技を得意とするレイチェル・ブロズナハン。監督は「レイチェルのように制御された俳優には、コレンスウェットのような“緩さ”のある俳優のほうが対照的で、画面上の動きが生まれる」と、配役の背景を説明している。

実際、ホルトとコレンスウェットは同じ日にオーディションを受けていた。ホルトはトーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』で、「オーディションを終えて外に出ると、スタジオの一角にだけ日が差していて、そこにデヴィッドが座っていた。まるで太陽からエネルギーを吸収しているスーパーマンのようだった」と印象的なエピソードを明かし、「彼がこの役をやるのなら納得だと思った」と語っている。

ガン監督は最後に「キャスティングは、うまくできるかどうかではなく、その人物が役に“合っているか”がすべて。多くの俳優が素晴らしかったけれど、今回はデヴィッドがもっとも自分の描くスーパーマン像に近かった」と締めくくっていた。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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