Netflix新作『リヴァイアサン』2025年7月10日配信開始!日米合作アニメの見どころは?

Netflixシリーズ『リヴァイアサン』
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Netflixの新作アニメ『リヴァイアサン』が、ロサンゼルスで開催されたAnime Expoで初公開された。原作はスコット・ウェスターフェルドによる人気小説三部作。制作を手がけたのは、米アニメ制作会社Qubic Picturesと、日本のCGアニメ制作会社オレンジという、国境を越えたスタジオのタッグだ。

物語の舞台は、第一次世界大戦直前の架空の1914年。オーストリア=ハンガリー帝国やドイツなどの「クランカー」は、ディーゼル駆動の巨大ロボット兵器を開発。一方、イギリス・フランス・ロシアなどの「ダーウィニスト」は、遺伝子操作で生み出した生物兵器を使って戦う。

主人公は、祖国に追われた若き皇太子・アレクと、男装して英国飛行艦隊に加わった少女・デリン。ふたりは英国の“生きている飛行船”リヴァイアサンで運命的に出会い、戦争の行方を変える冒険へと旅立つ。


「異なる立場から出発した二人が、旅を通じて互いの共通点に気づいていく物語」と、製作総指揮のジャスティン・リーチは語る。
オレンジの渡邊義弘氏も、「世界が分断されがちな今こそ、多様性を受け入れる姿勢が必要。この作品はその重要性を伝えるもの」と話す。

音楽は、スタジオジブリ作品で知られる久石譲が担当。「音楽は人や文化をつなぐ架け橋として機能する」とリーチは説明する。

作品の舞台はスコットランド、イスタンブール、パリ、ニューヨークなど多岐にわたり、スタッフもアメリカ、日本、スコットランド、フランス、南米など多様な地域から参加。国や地域ごとに異なるビジュアルや文化描写にも細かくこだわった。

また、敵対するクランカーとダーウィニストの世界観は、デザインでも明確に差別化。クランカーは角張って無機質、ダーウィニストは有機的で自然との調和を感じさせる造形が特徴。音響も陣営ごとにサウンドデザインを施し、世界観の違いを視覚・聴覚の両面で表現している。

原作者のスコット・ウェスターフェルドとイラストレーターのキース・トンプソンも脚本段階から制作に関与し、原作ファンにも配慮した構成となっている。

「見た目は違っても、実は同じ歌を歌っている。それがこの物語のテーマ。いまだからこそ、“希望”というメッセージを届けたい」と、リーチは語った。

Netflixシリーズ『リヴァイアサン』は、2025年7月10日よりNetflixにて独占配信スタート。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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