ジェームズ・ガン版『スーパーマン』、観客の心をつかんだDC新時代の幕開け

いよいよ公開へ──新生DCユニバースの幕開け
ジェームズ・ガン監督による最新作『スーパーマン』が、ついに今週末から劇場公開される。ロサンゼルスで行われたプレミア上映会の直後、SNSで感想が解禁され、観客からの最初の反応が一斉に寄せられた。
正式なレビューは明日公開予定だが、メディア関係者やインフルエンサーによる感想は、おおむね好意的だ。
アメリカの映画チケット販売会社『Fandango』のエリック・デイヴィス氏は「新生DCスタジオにとってすばらしいスタートだ」と絶賛。アメリカの映画情報サイト『Collider』の記者は「アクションシーンは刺激的で、ユーモアのセンスも絶妙にちりばめられている」と評価している。
豪華キャストが集結!新時代のスーパーマン
本作でスーパーマン役を演じるのは、デヴィッド・コレンスウェット。ロイス・レイン役にはレイチェル・ブロズナハン、宿敵レックス・ルーサー役にはニコラス・ホルトが起用されている。
ほかにも、スカイラー・ギソンド(ジミー・オルセン役)、イザベラ・メルセード(ホークガール役)、ベック・ベネット(スティーブ・ロンバード役)、ネイサン・フィリオン(ガイ・ガードナー役)、アンソニー・キャリガン(メタモルフォ役)、エディ・ガテギ(ミスター・テリフィック役)など、多彩なキャラクターが勢ぞろいしている。
ガン監督の思い「いま人々はヒーローを求めている」
ジェームズ・ガン監督は今年2月のインタビューでこう語っている。「いま人々はヒーローを求めている。善良で、誠実で、人として正しい人物を求めている。そして、まさにそれがスーパーマンである」
DCユニバース再構築への第一歩
本作は、ガン監督がプロデューサーのピーター・サフランと共に、2022年10月からDCスタジオの指揮を執るようになって以来、最初の劇場公開作である。
今後の予定には、HBO制作の『グリーン・ランタン』シリーズ『Lanterns(原題)』、さらには2026年公開予定の映画『Supergirl: Woman of Tomorrow(原題)』も控えている。
サフランは2月にこう述べている。「これまでのDC作品は、異なるチームがそれぞれのビジョンで物語を描いており、一つのユニバースとしてまとまっておらず、複数の世界が並列して存在していた。この断片化は観客にとって混乱を生み、ブランドのアイデンティティを蝕んでしまった」
以下、初上映を鑑賞した観客の反応を抜粋
本当に『スーパーマン』が気に入った。美しく、希望に満ちており、なぜこのような物語が大切なのかを思い出させてくれる作品である。まさに、いま自分に必要だった“王道”のコミック映画だ。
— Ash Crossan (@AshCrossan)
スーパーマンが最高の気分にさせてくれた。
本作には、心を奮い立たせるようなアクションシーンの連続と、絶妙に配置されたユーモアや軽妙さが詰め込まれている。でも、この映画の核心にあるのは、スーパーマンの人間らしさ、そして「善をなすこと」「世界をより良くすること」への揺るぎない信念である。
— Perri Nemiroff (@PNemiroff)
スーパーマン、まさに大空を翔ける!
本作は、実に見事な功績であり、観る者の心を癒す希望の物語である。過去の映画版やコミック版への敬意を込めつつも、独自の新たな道をしっかりと切り開いている。デヴィッド・コレンスウェットは、まさにヒーローの輝きを体現している。ニコラス・ホルトは、魅力的かつ悪魔的な存在として登場し、実に楽しませてくれる。レイチェル・ブロズナハンはエネルギーと活気に満ち、ロイス・レイン像を力強く彩っている。
そして、クリプト(スーパーマンの犬)は……もう最高にかわいい。
— Courtney Howard (@Lulamaybelle)
『スーパーマン』 は、今年最も楽しみにしていた映画だった。そして、その期待を遥かに超えてきた。
ジェームズ・ガン監督、すばらしいキャストとスタッフたちは、自分にとって“良いスーパーマン物語”とは何か、その核心をしっかりと捉えていた。この物語は、たとえ希望が見えない状況でも、それでもなお希望を語る作品である。
多くの人がこの映画を観て、同じように心を打たれてくれることを願っている。
— Dan Casey (@DanCasey)
ジェームズ・ガン監督とキャスト陣は、まさに古典的なスーパーマンの魔法をこの映画に詰め込んでくれた。
DCコミックスを読みふけって育った者としては、本作はまさに自分の幼少期がページから飛び出して、目の前で動き出したような体験であった。この映画は、家族連れにも、筋金入りのコミックファンにも、そして犬を愛したことがあるすべての人のための作品である。
— Joseph Deckelmeier (@joedeckelmeier)
『スーパーマン』は、新生DCユニバースにおける大いなる勝利である。
本作は、コミックがそのまま美しい実写映像として命を吹き込まれたかのような作品であり、希望と充足感に満ちあふれている。
実際、観ている最中に喜びの涙がこぼれたほどだった。
これは、すべての人のためのスーパーマンである。
デヴィッド・コレンスウェットは、スーパーマン=クラーク・ケント役を演じるために生まれてきた俳優だと確信している。本当に、心から愛せる映画であった。
— Brandon Davis (@BrandonDavisBD)
スーパーマンがまさに飛翔する。ユーモア、アクション、エモーションがぎっしり詰まった、終始楽しめるジェットコースターのような映画である。
見どころ満載のスペクタクルに、とめどない希望の光、そして少しとぼけた予測不能さが全体を巧みにまとめ上げている。細かな欠点があっても、それを補って余りある魅力にあふれている。
こんなDC映画は、今まで見たことがない。本当にすばらしい。
— Germain Lussier (@GermainLussier)
ジェームズ・ガン監督による『スーパーマン』は、完璧なスーパーヒーロー映画であり、新生DCスタジオの最高のスタートである。
スケールは大きく、明るくてワクワクし、希望に満ちあふれ、その驚きと感動は最後まで失われない。
本作を観ていると、まるでコミックのページを破って、そのワイルドで混沌とした想像力をむさぼるかのような感覚になった。実にすばらしかった。
— Erik Davis (@ErikDavis)
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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