『ワンダーウーマン』新作キャストは未定、ジェームズ・ガンが真相語る

『スーパーマン』の監督であるジェームズ・ガンは、ファンがThreads(スレッド)上で拡散した噂に対して返答し、自身が手掛ける映画『ワンダーウーマン』について「現在キャスティングは行っておらず、脚本が完成するまではその話をすることもない」と明言した。
また、「スーパーガール役のミリー・オールコックのような、テレビ中心の経歴を持つ俳優をDCスタジオがあえて探している」との憶測についても否定した。
「違う。それに、どれだけ時間が経っても、テレビか映画かという経歴で重要な役を決めることは絶対にない」と彼は書いている。
『ワンダーウーマン』の新作について、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の脚本・監督を務めたジェームズ・ガンは、報道で取り沙汰されている『製作が急ピッチで進んでいる』という噂についても言及した。
「優先事項ではあるが、“急ピッチ”とは言えない」と彼は語った。「脚本の質に最大限の確信が持てない限り、撮影には入らない」
ガンは最近、『スーパーマン』のキャスティング過程についても明かしている。主役には最終的にデヴィッド・コレンスウェットが選ばれたが、悪役レックス・ルーサーを演じることになったニコラス・ホルトも、実はスーパーマン役のオーディションを受けていた。
「ニコラス・ホルトもスーパーマンのオーディションを受けた。彼は素晴らしい俳優だ。ある意味では、デヴィッドより優れていると評価する人もいるかもしれないが、役にフィットしなかった。だから彼は選ばれなかった」とガンは語った。「いくら演技の幅があっても、ニコラスは全体的に“かっちりとした”雰囲気が強すぎたのだ」
ガンがデヴィッド・コレンスウェットをスーパーマン役に選ぶ決め手の一つとなったのは、ロイス・レインを演じるレイチェル・ブロズナハンとの「ケミストリーテスト(相性テスト)」であった。
「オーディションでは、ロイス役とクラーク役の組み合わせを何パターンも試した。だから、2人の間に正しいケミストリーがあるかを確認したかった」と彼は語っている。「レイチェルは非常に“かっちりした”タイプの俳優であり、デヴィッドはもう少し“自由”な演技をする。だからこそ、その組み合わせが画面上で異なる種類のダイナミズムを生み出したのだ」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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