「いじめ禁止」Prime Videoが声明発表 ─ 『私たちの青い夏』キャストが語る誹謗中傷との向き合い方

プライムビデオが『私たちの青い夏』のキャストやスタッフへのいじめやヘイトスピーチに関与したファンを「利用禁止にする」と警告を出した後、出演者たちがこの件について意見を述べている。
同プラットフォームは今週、同シリーズの最終第3シーズンの第1話と第2話の配信を開始したが、それに先立ちSNS上で次のように注意喚起した。
「いじめやヘイトスピーチに対しては、当社は一切許容しない方針をとっている。以下の行為をした場合、あなたは利用禁止となる」。その後、「コミュニティ・ガイドライン」として、「ヘイトスピーチやいじめの禁止」「キャストやスタッフを標的にする行為の禁止」「コミュニティメンバーへの嫌がらせや個人情報を晒す行為の禁止」などが挙げられた。
本シリーズは、2人の兄弟の間で揺れ動く少女ベリーの恋模様を描いており、視聴者はこの三角関係に強く感情移入し、それぞれの「推し」を熱心に応援している。
水曜日にニューヨークで行われたシーズン3のローンチイベントにて、主演のローラ・タンは米『ハリウッド・リポーター』に対し、今回の警告について次のように語った。
「議論自体は、友好的で健全であればすばらしいと思う。ちょっとした健全な議論は良いことで、たいていの人は本当に礼儀正しくて、これはすべて楽しみの一環だと理解している。ただ、現代だからこそ、私たちはおたがいに親切でいるべきだ、ということを思い出させてくれるのは良いことだと思う。何が起きても大丈夫だし、すべての議論を友好的なものに保ち続けるべきだと、忘れずにいたい」
コンラッド役を演じるクリストファー・ブライニーは、この件について次のように語った。
「人々がそこまで関心を持ってくれて、“チーム”を作ったり、Tシャツを作ったりするのは本当にクールなことだと思う。でも、時々、人々はやりすぎてしまうことがある。俳優たちを、状況に対してもっと大きな力を持っているかのように扱ったり、キャラクターと同じように振る舞っているとみなしたりすることがある。それは、この作品に込められた努力を少し軽視していると思う。もし誰かがあるキャラクターを嫌いになったとしたら、それはすばらしいことだ。僕たちはその役目を果たしたということだから。でも、それはその俳優本人を攻撃する理由にはならない。あの声明を出してくれたことに感謝している」
原作者でありクリエイターのジェニー・ハンは次のように付け加えた。
「キャラクターを演じているのは現実の人間であり、彼らはあくまで役を演じているだけであって、それが本人そのものではない――ということを常に思い出すのは大切なことだと思う」
キャストたちは、今後の反応がより前向きなものになることを願っている。主演のタンは、ファンがエンディングに満足するだろうと確信しており、「たとえどんな気持ちになったとしても、物語を楽しんで、満足してもらえたらうれしい」と語った。
弟ジェレマイア役のギャヴィン・カサレーニョもそれに同調し、「みんながこの物語全体に満足してくれたらいいなと思う。物語として、そして一つの作品として楽しんでほしい。がっかりはしないと思う」と述べ、さらに「エンディングにはきっと多くの成長が表れていると思うし、みんなすごく満足するはずだ」と続けた。
本記事にはネハ・ジョイの寄稿が含まれている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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