オジー・オズボーンの葬儀に数万人が参列 バーミンガムでファンと家族が別れを告げる

ヘヴィメタル界の伝説、オジー・オズボーンの葬儀がイギリス・バーミンガムで行われ、数万人のファンが参列した。妻シャロンと娘ケリーは、家族で出演したリアリティ番組『オズボーンズ』でも知られ、この日、地元の「ブラック・サバス・ブリッジ」で花を手向け、涙ながらに故人を偲んだ。
オズボーンは先週火曜日、76歳で死去。家族は「言葉では表せないほど深い悲しみのなか、本日、最愛のオジー・オズボーンが永眠いたしました。家族に見守られ、愛に包まれて旅立ちました。この困難な時期、どうか私たちのプライバシーにご配慮ください」との声明を発表した。
葬儀の行列はバーミンガム市内を通過し、その様子は数万人のファンによって見守られた。BBCによれば、葬儀は家族の私費によって執り行われたという。マネージャーでもあった妻シャロンは、娘ケリーと息子ジャックに支えられながら式に臨み、度々涙を流す姿が目撃された。
この日、バーミンガムの街にはオズボーンの壁画が多数描かれ、ファンはスパイクや炎をモチーフにした衣装、ツアーグッズ、ワッペンなどを身に着け、故人の音楽と人生を称えた。
葬儀の車両が通過する際、ファンは車に花を投げ入れ、オズボーン家の人々は手を掲げて群衆にピースサインを返した。ブロード・ストリートには「オジーは永遠に バーミンガムはあなたを愛し続ける」と書かれた看板が並び、「オジー!オジー!オジー!オイ!オイ!オイ!」という掛け声が街中に響き渡った。
オズボーンは長年、健康問題を抱えながらも活動を続け、数週間前にはブラック・サバスと共にバーミンガムで最後のライブを行っていた。ブラック・サバスのオリジナルボーカルとしてキャリアを築き、その後ソロとしても成功。生涯で1億枚以上のアルバムを売り上げた。
2006年にはブラック・サバスの一員としてロックの殿堂入りを果たし、2024年にはソロアーティストとして再び殿堂入りした。彼の死は音楽界に大きな衝撃を与え、多くのアーティストやファンが追悼の意を示している。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- ギーザー・バトラー、オジー・オズボーンへの追悼文──“笑いの王子”との最後の思い出
- オジー・オズボーン死去後、Spotify再生回数が爆発的増加 名曲が世界中で再評価
- 【音楽伝記映画】エミネムからボブ・ディラン、ホイットニー:音楽史を彩る名作を厳選
- フジロック2025、Amazonで無料生配信決定!Prime Video & Twitchで自宅フェス体験
- プライムデー2025で狙いたい!公式アーティストTシャツ特集