Facebookの闇を暴く続編映画『ソーシャル・ネットワーク』始動──主演候補にマイキー・マディソンとジェレミー・アレン・ホワイト

マイキー・マディソンとジェレミー・アレン・ホワイト Getty Images
マイキー・マディソンとジェレミー・アレン・ホワイト Getty Images
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ソニー・ピクチャーズが製作する『ソーシャル・ネットワーク』の続編に、アカデミー賞受賞俳優のマイキー・マディソン(『ANORA アノーラ』)と、エミー賞受賞俳優ジェレミー・アレン・ホワイト(『一流シェフのファミリーレストラン』)が主演候補として浮上している。

脚本と監督を務めるのは、前作でも脚本を手がけアカデミー賞を受賞したアーロン・ソーキン。映画は現在、キャスティングや予算編成の段階にあり、正式な出演契約は未締結だが、ソーキンはすでに両者と面談を行い、プロジェクトは急ピッチで進んでいるという。

Facebook(現・Meta)の創業を描いた2010年版とは異なり、続編は企業の「内部告発」に焦点を当てた社会派ドラマとなる。

原案は『ウォール・ストリート・ジャーナル』記者ジェフ・ホロウィッツによる「Facebookファイル」。Facebook内部の調査により、SNSが若年層に悪影響を及ぼしていたこと、誤情報の拡散が暴力や、2021年1月6日の米議会襲撃事件を誘発したとされる経緯が明るみに出る様子を描く。

マディソンが演じるのは、実在の内部告発者フランシス・ホーゲン。元Facebookのデータエンジニアで、証券取引委員会(SEC)やメディアに情報を提供し、大きな社会的議論を巻き起こした人物である。一方、ホワイトは「Facebookファイル」の報道を主導した元テクノロジー記者を演じる予定だ。

本作は、内部告発を題材にした映画『インサイダー』(1999)や報道映画『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)に通じるテーマを持つとされており、情報公開と社会的責任が問われる現代の闇に切り込む内容となる。

続編のプロデューサーには、ソーキンに加え、トッド・ブラックピーター・ライス、スチュアート・ベッサーが名を連ねる。前作を監督したデヴィッド・フィンチャーは参加しないが、作品世界は新たな視点で再構築される見通し。

マディソンは『ANORA アノーラ』でアカデミー賞・英国アカデミー賞を受賞し、今最も注目される若手女優の一人。ホワイトもドラマ『一流シェフのファミリーレストラン』で二度のエミー賞を受賞し、今秋には伝説のロックスター、ブルース・スプリングスティーンを演じる映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が公開予定。

両者の出演が正式に決定すれば、続編への期待はさらに高まるだろう

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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