実写版『リロ&スティッチ』が大成功のディズニーCEOが新戦略を語る!「新作と既存作品、どちらも重視する」

ボブ・アイガーCEO Tommaso Boddi/Variety/Getty Images
ボブ・アイガーCEO Tommaso Boddi/Variety/Getty Images
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水曜日にディズニーの決算説明会が開催され、ボブ・アイガーCEOは、今後の映画ラインナップについて「新規の知的財産(IP)の創出と、続編やリブートの公開のいずれか一方を優先することはない」との方針を明らかにした。

アイガーは、「当社は引き続き新しいIPの創出に注力していく。これは長期的に大きな価値をもたらすが、既存IPの根強い人気も認識している」「しかし、どちらかを優先しているわけではない。結局、当社の優先事項は、消費者の心に響く素晴らしい映画を作ることだ。より多くのオリジナル作品を発掘・制作することが、より大きな成果をもたらす」と語った。

最近のディズニーの動向としては、実写版『リロ&スティッチ』の成功が記憶に新しい。同作は、2025年に世界興行収入10億ドル(約1,470億円)を突破した最初の作品となった。また同社は、実写版『モアナと伝説の海』の公開を2026年に予定しており、アイガーは既存IPを再活用する例としてこれを挙げた。

また、子会社の20世紀スタジオサーチライト・ピクチャーズによるオリジナル作品についても触れている。特に、一部のマーベル作品は「オリジナルIPと見なせる」と述べた。公開中の『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は全米興行収入ランキングで1位を獲得し、公開初週末に好調なスタートを切ったものの、その後は興行成績が伸び悩んでいる。

アイガーは「マーベルは現在でも自社シリーズからオリジナル作品を生み出し続けており、以前(ディズニーの買収前)から『ファンタスティック・フォー』の映画シリーズは作られていた。しかし、ディズニーが制作した作品はさまざまな点で(当社の)オリジナルだと考えている。なぜなら、これらのキャラクターを全く知らない新しい世代に向けて作品を届けているからだ」と述べた。

※為替レートは2025年8月7日時点の数値で換算しています。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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