全ジュラシックシリーズの見る順番を解説&キャストやグッズ総まとめ【ジュラシック・パーク/ジュラシック・ワールド】

全ジュラシックシリーズの過去の名シーン
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1993年の『ジュラシック・パーク』公開から30年以上が経過。シリーズは大きく2期に分かれる。前半はスピルバーグ監督らが築いた“恐竜復活の驚異”を描いた三部作。

後半は『ジュラシック・ワールド』として、恐竜と人間が共存を模索する物語へ拡張。2025年には新章『ジュラシック・ワールド/復活の大地』が公開され、全7作となった。映画史上まれに見る長寿シリーズとして、世代を超えて語り継がれている。

今回はジュラシックシリーズの見る順番から注目のグッズまで、シリーズを存分に楽しむ方法を解説する。

◆ジュラシックシリーズは恐竜映画の金字塔

1993年、スティーヴン・スピルバーグ監督が手がけた『ジュラシック・パーク』は、マイケル・クライトンの同名小説を原作に、最新のCG技術とアニマトロニクスを駆使して恐竜を現代に蘇らせた画期的な作品だった。

琥珀に閉じ込められた蚊の血液からDNAを抽出し、恐竜を復活させるという科学的な設定と、テーマパークという身近な舞台設定が観客の想像力を刺激。全世界で10億ドル以上の興行収入を記録し、恐竜映画の新たな金字塔となった。

以降30年以上にわたり、『ジュラシック・パーク』3作と『ジュラシック・ワールド』4作の計7作品が製作され、映画だけでなくゲーム、アトラクション、グッズ展開など一大フランチャイズへと成長を遂げている。

◆ジュラシックシリーズを見る順番|時系列=公開順でOK

ジュラシックシリーズは公開順と時系列が完全に一致しているため、迷うことなく公開順に視聴すれば物語を正しく理解できる。スター・ウォーズのような複雑な時系列はないため、初心者にも優しい構成となっている。

ジュラシック・パークシリーズ(旧3部作)の順番

旧3部作は1990年代から2000年代初頭にかけて製作された作品群だ。

  1. ジュラシック・パーク(1993年) – シリーズの原点。恐竜テーマパークでの惨劇を描く
  2. ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年) – サイトBと呼ばれる恐竜生産工場が舞台
  3. ジュラシック・パークⅢ(2001年) – 息子を探す両親と巻き込まれる博士の冒険

この3作品は、恐竜と人間の対立を中心に据えたパニック・アクション要素が強い。特に1作目は必見で、シリーズ全体の世界観や基本設定を理解する上で欠かせない。2作目は『ロストワールド』というタイトルだが、れっきとした続編である点に注意が必要だ。

ジュラシック・ワールドシリーズ(新3部作+新章)の順番

2015年から始まった新シリーズは、より現代的なテーマと最新VFX技術で恐竜の世界を描いている。

  1. ジュラシック・ワールド(2015年) – 22年後、完成したテーマパークでの新たな惨劇
  2. ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018年) – 火山噴火から恐竜を救出する物語
  3. ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2022年) – 恐竜と人類の共存を描く作品
  4. ジュラシック・ワールド/復活の大地(2025年8月公開) – 新章の幕開け

新シリーズでは恐竜との共生や遺伝子操作の倫理など、より複雑なテーマを扱っている。6作目では旧3部作の主要キャストが再登場し、新旧ファンを喜ばせた。

時間がない人向け!最新作までに最低限観るべき順番

全7作品を観る時間がない場合は、以下の順番がおすすめだ。

最短コース(4作品):

  1. ジュラシック・パーク(1作目) – 基本設定の理解に必須
  2. ジュラシック・ワールド(4作目) – 新シリーズの起点
  3. ジュラシック・ワールド/炎の王国(5作目) – ワールド編の展開に重要
  4. ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(6作目) – 旧作キャラも登場する集大成

2作目と3作目は1作目の延長線上の物語で、新シリーズとの直接的な繋がりはやや薄いため、時間がなければスキップ可能。最新作『復活の大地』は1作目の舞台となった島が再登場するため、1作目の視聴は強く推奨される。

ただし、2作目と3作目も旧キャストが再登場し、過去作へのオマージュが多いため『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』をより深く楽しめる要素や繋がりを含んでいる。

『ジュラシック・パークIII』では、グラント博士とラプトルの関係が「ジュラシック・ワールド」の世界観へとつながる「大事なシーン」として挙げているため、後からでも2作目と3作目の視聴を推奨する。

2025年最新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の立ち位置とテーマの進化

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』 Jasin Boland/Universal Pictures and Amblin Entertainment
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』 写真:Jasin Boland/Universal Pictures and Amblin Entertainment

『復活の大地』では恐竜が完全に人類社会に広がった後の世界が舞台。共存か、対立か。シリーズの根幹テーマが再び問われる。

◆主要キャスト&登場人物|新旧シリーズの繋がり

《『ジュラシック・パーク』シリーズの主要キャスト》

旧3部作を彩った俳優陣は、シリーズの顔として今なお愛されている。

主要キャスト一覧:

  • サム・ニール(アラン・グラント博士) – 古生物学者。1、3作目の主人公
  • ローラ・ダーン(エリー・サトラー博士) – 古植物学者。グラントの恋人
  • ジェフ・ゴールドブラム(イアン・マルコム博士) – カオス理論の数学者。2作目の主要キャラクター
  • リチャード・アッテンボロー(ジョン・ハモンド) – パーク創設者(2014年逝去)

日本語吹き替え版では、大塚芳忠(マルコム役)、弥永和子(エリー役)など実力派声優陣が担当。これら旧作のレジェンドキャストは、2022年の『新たなる支配者』で約20年ぶりに再集結を果たした。

《『ジュラシック・ワールド』シリーズの主要キャスト》

新シリーズでは、マーベル作品でも活躍する俳優陣が中心となっている。

『ジュラシック・ワールド』3部作の主要キャスト:

最新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地の新キャスト:

新章では完全に新しいキャストで物語が展開され、フレッシュな魅力を放っている。

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シリーズ全作品のあらすじ&見どころ

『ジュラシック・パーク』(1993年)

プライム会員¥0

第1作 『ジュラシック・パーク』(1993年)
COURTESY OF EVERETT COLLECTION

コスタリカ沖の孤島に建設された恐竜テーマパーク。琥珀に閉じ込められた蚊の血液から恐竜のDNAを抽出し、クローン技術で現代に蘇らせることに成功した大富豪ハモンドは、開園前の安全性評価のため専門家たちを招待する。

しかし、産業スパイの裏切りによってセキュリティシステムが停止。檻から解放された肉食恐竜たちが人間を襲い始める。ティラノサウルスの圧倒的な存在感と、知能を持つヴェロキラプトルの恐怖が印象的。当時の最先端技術による恐竜の再現は、30年経った今でも色褪せない迫力を持つ。USJの人気アトラクション「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」の元ネタでもある。

『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年)

プライム会員¥0

『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年)
PHOTOFEST

前作から4年後、恐竜の生産工場だった「サイトB」の存在が明らかになる。人の手を離れ野生化した恐竜たちが繁殖する島へ、調査隊と捕獲隊が上陸。恐竜を金儲けの道具にしようとする人間と、保護を訴える人間の対立も描かれる。クライマックスでは、サンディエゴに運ばれたティラノサウルスが街中で大暴れする衝撃的な展開に。前作を上回るスケールと恐竜の種類の多さが見どころ。

『ジュラシック・パークⅢ』(2001年)

プライム会員¥0

『ジュラシック・パークⅢ』(2001年)
PHOTOFEST

パラセーリング事故で行方不明になった少年を探すため、両親がグラント博士を騙して危険な島へ連れて行く。新たな脅威として、ティラノサウルスを上回る最強の肉食恐竜スピノサウルスが登場。翼竜プテラノドンによる空からの襲撃など、陸海空すべてから恐竜が襲いかかる。少年が一人で2ヶ月間サバイバルする設定も見どころの一つ。


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『ジュラシック・ワールド』(2015年)

『ジュラシック・ワールド』(2015)
COURTESY OF UNIVERSAL PICTURES

惨劇から22年、ついに完成した恐竜テーマパーク「ジュラシック・ワールド」は大盛況を迎えていた。しかし、集客のために遺伝子操作で作られた新種の恐竜インドミナス・レックスが脱走。高い知能を持つこの恐竜は、他の恐竜を殺戮しながらパークを混乱に陥れる。

元海軍のオーウェンが訓練したラプトル部隊「ブルー」たちとティラノサウルスがインドミナス・レックスと激闘を繰り広げ、最後に水中のモササウルスが決定的な役割を果たす最終決戦は圧巻。14年ぶりの新作として、旧作へのオマージュを散りばめながら新たな物語を紡いだ作品。

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)

プライム会員¥0(吹替版)

『ジュラシック・ワールド』(2018)
UNIVERSAL STUDIO

火山噴火の危機に瀕した島から恐竜を救出するミッション。しかし、それは恐竜を兵器として売買する陰謀だった。救出された恐竜たちは最終的に人間世界へ解き放たれ、新たな時代の幕開けを告げる。島が炎に包まれる中、助けを求めるように吠えるブラキオサウルスの姿は涙を誘う名シーン。

後半は館内でのホラー要素が強く、新種のインドラプトルとの追跡劇はシリーズ屈指の恐怖演出。恐竜と人類の共存という新たなテーマへの転換点となる重要作。

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)
COURTESY OF UNIVERSAL PICTURES AND AMBLIN ENTERTAINMENT

恐竜が世界中に分散してから4年後、人類は恐竜との共存を模索していた。バイオ企業の陰謀により、遺伝子操作されたイナゴの大群が世界の農作物を脅かす中、新旧の主人公たちが初めて集結。グラント、エリー、マルコムの旧3部作組と、オーウェン、クレアの新世代が力を合わせて危機に立ち向かう。

ギガノトサウルス、ケツァルコアトルス、そして羽毛恐竜のピロラプトルなど新恐竜も多数登場。シリーズの集大成として、過去作のオマージュが満載の感動作。

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(2025年)

ジョナサン・ベイリー、スカーレット・ヨハンソン、新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(原題:Jurassic World: Rebirth)写真:Courtesy of Universal
ジョナサン・ベイリー、スカーレット・ヨハンソン、新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(原題:Jurassic World: Rebirth)写真:Courtesy of Universal

前作から5年後、恐竜は赤道付近の限られた地域にのみ生息。特殊工作員ゾーラ率いるチームが、心臓病の特効薬開発のため、陸・海・空の3大恐竜のDNA採取という危険な任務に挑む。舞台は初代ジュラシック・パークの極秘研究施設があった禁断の島。

監督は『GODZILLA ゴジラ』(2014年)などで知られるギャレス・エドワーズ、脚本は28年ぶりに復帰したデヴィッド・コープ。スカーレット・ヨハンソンを主演に迎え、シリーズ新章の幕開けとなる注目作。

◆映画だけじゃない!短編・アニメ作品も要チェック

Battle at Big Rock(2019年)- 『炎の王国』と『新たなる支配者』の間を描く短編映画

『炎の王国』と『新たなる支配者』の間を描く短編映画。キャンプ場で家族が恐竜との対決に巻き込まれる。わずか8分ながら、恐竜が人間社会に入り込んだ世界観を見事に表現。

監督はコリン・トレボロウが務め、YouTubeで無料公開されている。本編では描かれない一般市民視点の恐竜との遭遇を描いており、シリーズの世界観を広げる重要な作品となっている。

ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ(2020-2022年)

Netflixで配信されたアニメシリーズ。『ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ』は全5シーズン、計50話(+スピンオフ/特別編あり)で構成される。キャンプに参加した6人のティーンエイジャーが、恐竜と遭遇し、島でサバイバルする物語。

映画では描かれなかった島の別の場所での出来事や、『炎の王国』へと繋がる伏線も描かれる。子供向けと侮るなかれ、シリアスな展開と映画並みのクオリティで大人も楽しめる内容となっている。

◆ジュラシックパーク公式Tシャツ&グッズ情報

映画公式Tシャツの購入先

ジュラシックシリーズの公式Tシャツは、様々なブランドとのコラボで展開されている。

主な購入先:

  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン – パーク限定デザインが人気
  • GU – ヴィンテージ風の映画シーンTシャツを展開(1,990円〜)
  • MARKEY’S – 子供服中心、ファミリーで楽しめるリンガーTシャツ
  • Reebok – スポーティーなデザインの公式コラボ商品
  • Amazon – 最も種類が豊富、海外デザインも購入可能

2025年の最新作公開に合わせ、全20種類の新デザインTシャツも登場。定番のロゴデザインから、ティラノサウルスやラプトルなど人気恐竜をフィーチャーしたものまで幅広いラインナップとなっている。

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その他の人気グッズ

Tシャツ以外にも魅力的な公式グッズが多数展開されている。

人気グッズカテゴリー:

  • フィギュア・模型 – 「アニア」シリーズ、プラノサウルス(骨格模型)
  • ぬいぐるみ – 最新作の新恐竜「アクイロプス」も商品化
  • ファッション小物 – コンバースとのコラボスニーカー
  • 玩具 – たまごっちnano ジュラシック・ワールド版
  • 文具・雑貨 – ランチグッズ、タオル、ステッカー

特に注目は、1993年の第1作とコンバースの初コラボレーション。クラシックな「ALL STAR AGED」シリーズから3タイプが発売され、ファンの間で話題となっている。

◆ジュラシック映画の視聴方法|配信サービス情報

動画配信サービスでの視聴状況

2025年8月現在、ジュラシックシリーズはいくつかの動画配信サービスで視聴可能だ。

U-NEXT

配信状況一覧:

サービス見放題作品レンタル特徴
U-NEXT1~5作目6作目31日間無料、ポイントで6作目も実質無料
Amazon Prime1~3作目4~6作目プライム会員は追加料金なし
Netflix配信なしアニメ版「サバイバル・キャンプ」のみ
hulu1~6作目他の恐竜系ドキュメンタリーなども配信

全作見放題配信されているhulu、またはU-NEXTが特にお得で、無料トライアル期間とポイントを活用すれば全6作品を無料で視聴可能。最新作の『復活の大地』は劇場公開後、数ヶ月後に配信開始するだろう。

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◆ブルーレイ・DVD情報

コレクターや高画質で楽しみたい人向けに、各種パッケージが発売されている。

  • コンプリートBOX – 6作品収録、特典映像満載
  • 4K Ultra HD版 – 最高画質で恐竜の迫力を体感
  • スチールブック仕様 – コレクター向け限定パッケージ
ジュラシック・ワールド 6ムービー ブルーレイ コレクション(6枚組) [Blu-ray]

◆ジュラシックシリーズの魅力と今後の展開

30年以上にわたり世界中を魅了し続けるジュラシックシリーズ。その魅力は、最新技術による圧倒的な恐竜の再現だけでなく、「生命を人工的に作り出すことの是非」「自然との共生」といった普遍的テーマを娯楽作品として昇華している点にある。

2025年の『復活の大地』から始まる新章では、これまでとは異なるアプローチで恐竜と人類の関係を描く。さらに、実写ドラマシリーズの開発も進行中で、スピルバーグとコリン・トレボロウがプロデューサーを務める。

映画の枠を超えて広がり続けるジュラシックの世界は、これからも私たちに驚きと興奮を与え続けるだろう。初めて観る人も、久しぶりに観返す人も、この機会にぜひ壮大な恐竜サーガを体験してほしい。

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