ホアキン・フェニックス降板の同性愛ロマンス映画『De Noche』、後任はペドロ・パスカルか

ペドロ・パスカルが、トッド・ヘインズ監督による同性愛を描くロマンス映画『De Noche(原題)』の主演に起用される可能性が高まっている。本作は1930年代を舞台にしたゲイ・ロマンス作品であり、すでに俳優ダニー・ラミレスが共演者として名を連ねている。
『De Noche』は昨年大きな注目を集めた。主演予定だったホアキン・フェニックスが、メキシコ・グアダラハラでの撮影開始わずか5日前に突如降板したためである。フェニックスは本作をヘインズ監督に持ち込み、企画段階から関わっていたが、理由を公にはしていない。関係者によれば、製作陣は「打ちのめされた」状態だったという。
プロデューサーはキラー・フィルムズのクリスティーン・ヴァションとパム・コフラー。パスカルは昨年末から主演候補に挙がっていたが、今回になってようやくその事実が公に明らかになった。正式契約には至っていないものの、主演交渉は前進しているとみられる。
- 映画『Eddington(原題)』より、ホアキン・フェニックスとペドロ・パスカル(写真:Cannes)
- 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』でミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズを演じるペドロ・パスカル Courtesy of 20th Century Studios/Marvel Studios
パスカルは近年、数多くの話題作に出演している。アリ・アスター監督の『Eddington(原題)』でフェニックスと共演し、この夏は『Materialists(原題)』『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』にも登場。さらに2026年公開予定の『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』も控えており、HBOドラマ『ザ・ラスト・オブ・アス』でエミー賞に再びノミネートされるなど、人気・実力ともに絶頂期にある。
一方、ヘインズ監督は『メイ・ディセンバー ゆれる真実』(2023年)でアカデミー脚本賞にノミネートされたばかり。過去には『エデンより彼方に』(2002年)、『アイム・ノット・ゼア』(2007年)、『キャロル』(2015年)などで高い評価を受けた。
特に『キャロル』はフェニックスの長年のパートナーであるルーニー・マーラが出演していたことでも知られる。
同性のロマンスを描く映画『De Noche』は、情熱的かつ破滅的な愛を描く作品となる見込みである。フェニックス降板という波乱を経て、パスカルが主演を務めることで再び大きな注目を集めている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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