サブリナ・カーペンター、物議を醸す新作アルバムカバーに込めた真意とは

2025年2月2日(現地時間)、第67回グラミー賞授賞式に出席したサブリナ・カーペンター 写真:Gilbert Flores/Billboard via Getty Images
2025年2月2日(現地時間)、第67回グラミー賞授賞式に出席したサブリナ・カーペンター 写真:Gilbert Flores/Billboard via Getty Images
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最新アルバム『Man’s Best Friend』のリリース後も、サブリナ・カーペンターは物議を醸したジャケット写真について説明を続けている。

6月に7枚目のスタジオアルバムのカバーを公開した際、批判の声が上がった。そのビジュアルは、黒いドレス姿のカーペンターが膝をつき、画面外に立つ男性が彼女の髪を握っているというものだった。

この写真は「セックスポジティブ・フェミニズム」をめぐる議論を呼び起こしたが、カーペンターは現地時間9月2日に公開された『Interview Magazine』のインタビューで、「アルバムカバーへの反応が本当に面白いと思う」と語っている。

※セックスポジティブ・フェミニズムとは、性的表現や選択を否定せず、むしろ女性や人々が主体的に選べる自由を尊重しようとするフェミニズムの考え方

サブリナ・カーペンター 写真:Gareth Cattermole/Getty Images
サブリナ・カーペンター 写真:Gareth Cattermole/Getty Images
サブリナ・カーペンター、2025年グラミー賞にて
サブリナ・カーペンター、2025年グラミー賞にて 写真:Kevin Winter/Getty Images for The Recording Academy

「正直に言えば、私は何かをするときに“どう受け止められるか”を前提に考えることはない。『Man’s Best Friend』のビジュアルを思いついたとき、その意味は自分にとってすごく明確だったの。だからこそ、反応はとても興味深い。話が広がっていく様子を見ていると、『ワオ』って思う」とカーペンターは語る。

『Interview Magazine』の編集長メル・オッテンバーグはさらに踏み込み、否定的な反応について「これだけ物議を醸して、人々が騒いでいる状況をどう感じる? 気分がいいの? 泣きたくなる? それとも笑っちゃう?」と問いかけた。

「たぶん、その両方ね。私の経験や視点は、他の人たちの生き方とはまったくちがうものだから。ときどき何かを読んで『私はそうは感じないけれど、もしその人にとってはそうなら、それは彼らにとっての真実なんだ』と思うことがある」とカーペンターは答えた。

さらに“Manchild”で知られるカーペンターは、『Man’s Best Friend』が自分自身の旅路、「喪失や失恋、喜び、そして若い女性として人生を模索すること」をテーマにしていると説明した。

オッテンバーグは、アルバムカバーに対して一部から「カーペンターが服従的に見える」という批判があると指摘した。しかしカーペンターは、それは単なる「比喩的な表現」にすぎないと説明した。

「まったく別の話になるけれど、私は“服従”というものには、支配的な面と従う面の両方があると思っているの。このイメージは、私にとって単なる比喩的な表現にすぎない。でもきっと他の人から見れば『なるほど、彼女はサブ(submissive:受け身の人)なんだ』と思うでしょうね」とカーペンターは語った。

『Man’s Best Friend』のリリースを前に、カーペンターは別バージョンのアルバムカバーを公開し、オンライン上の批判に軽く応じていた。現地時間8月20日(金)に放送されたCBS Morningsでのゲイル・キングとのインタビューでは、リスナーに向けて「このアルバムは“神経質な人たち”には向いていない」と強調した。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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