『ザ・ピット』エミー賞制覇!救急医療ドラマが最優秀作品賞を受賞

第77回エミー賞に登場したR・スコット・ゲミル 写真:VALERIE MACON/AFP/Getty Images
第77回エミー賞に登場したR・スコット・ゲミル 写真:VALERIE MACON/AFP/Getty Images
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ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』が2025年のエミー賞でドラマシリーズ部門の最優秀作品賞を獲得した。授賞式が行われた現地時間9月14日(日)の夜、ショーランナーのR・スコット・ゲミルはトロフィーを医療従事者と最前線で命を守るファーストレスポンダーたちに捧げると宣言した。

※ファーストレスポンダーとは、救急救命士・消防士・警察官など、最前線で人命を救う初動対応者のこと。

「私は世界で最高の制作パートナーであり友人であるジョン・ウェルズ、そしてノア・ワイリーとともに作品を作ってきた。彼はいったいどこにいるのだろう」と、壇上でワイリーを探しながら語った。

『ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室』で第77回エミー賞ドラマシリーズ部門主演男優賞を受賞したノア・ワイリー 写真:Kevin Winter/Getty Images
『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』で第77回エミー賞ドラマシリーズ部門主演男優賞を受賞したノア・ワイリー 写真:Kevin Winter/Getty Images

ワイリーは同作で主演男優賞を受賞したばかりである。さらにゲミルは「我々の秘密兵器であるジョー・サックス医師、そして仲間や家族にも感謝したい。そして何より、この賞を関係者一同を代表して、医療従事者、最前線で働くファーストレスポンダーたちに捧げたい。彼らを尊敬し、守り、信頼してほしい」と強調した。

『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』は、救急救命室のスタッフたちの勤務を1時間ごとに追い、リアルタイムで進行するという異色のドラマである。

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『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』© 2025 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.
『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』© 2025 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.

主演はノア・ワイリーで、共演には同じくこの夜エミー賞を受賞したキャサリン・ラ・ナサが名を連ねる。

さらにパトリック・ボール、トレイシー・イフェアチョア、ショーン・ハトシーらが名を連ねる。救急救命室とそこに従事する人々をリアルに描いた作品として高く評価されており、シーズン1にして13部門ノミネートという快挙を達成した。

今回『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』は、『キャシアン・アンドー』『ザ・ディプロマット』『THE LAST OF US』『パラダイス』『セヴェランス』『窓際のスパイ』『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』といった強豪作と並んでノミネートされた。なかでも『セヴェランス』は27部門という圧倒的な最多ノミネート数を誇っていた。

ドラマ『セヴェランス』より 写真:Apple TV+
ドラマ『セヴェランス』より 写真:Apple TV+

第77回エミー賞授賞式は、現地時間9月14日(日)の夜にロサンゼルスのL.A. Live内のピーコック・シアターから生中継され、CBSで放送、Paramount+でも配信された。司会を務めたのはコメディアンのネイト・バーガッツェである。なお、その1週間前には「2025 クリエイティブ・アーツ・エミー賞」が行われ、主に技術部門やスタッフ部門を中心に数多くの受賞が発表されていた。

エミー賞受賞者の一覧はこちら

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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