釜山国際映画祭オープニングに岡田准一、西島秀俊ら日本のスターが登場

映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』の真利子哲也監督、西島秀俊、グイ・ルンメイ
映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』の真利子哲也監督、西島秀俊、グイ・ルンメイ、第30回釜山国際映画祭にて
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第30回釜山国際映画祭が、17日に開幕。オープニングセレモニーが行われ、約5000人の観衆が詰めかける中、日本からも多くの監督、俳優が参加しレッドカーペットを彩った。

「アジア映画の窓」部門に選出された『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』からは真利子哲也監督と西島秀俊、台湾のグイ・ルンメイらが登場。初参加の真利子監督は、俳優たちをスマートフォンで撮影するなどリラックスした様子で、「初めての海外プレミアとなるため、これからたくさんの人に作品を見てもらえるのが楽しみ」と話した。

西島は昨年、審査員を務めるなど釜山との縁は深く「会場全体がとても盛り上がっていて、ビックリです。たくさんの観客の方に迎えていただいて、とても感謝しています」と笑顔。ルンメイも、「西島さんと(ロケ地の)ニューヨークから釜山まで共に歩いて来られたような気持ちでいます」と声を弾ませた。

映画『恋愛裁判』深田晃司監督と主演の齊藤京子、第30回釜山国際映画祭にて
映画『恋愛裁判』深田晃司監督と主演の齊藤京子、第30回釜山国際映画祭にて

同部門には『恋愛裁判』も選ばれており、深田晃司監督と主演の齊藤京子が参加。深田監督は3年ぶりの釜山に、「韓国の人々がどれほど映画を愛しているかを感じることができた。『恋愛裁判』は世界中、特に東アジアでアイドルを愛するファンや、アイドルを目指す若い人たちに届けたいという思いが強くある。釜山でアジアプレミアができることは大変光栄」と満足げ。5月のカンヌに続く海外映画祭となった齊藤は、「カンヌでのレッドカーペットはあっという間に終わってしまった感覚だったので、今回はかみしめて歩こうと意識したのにやはり一瞬でしたが、本当に幸せな時間でした。一生忘れない思い出になりました」と喜びを語った。

Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一、第30回釜山国際映画祭にて
Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一、第30回釜山国際映画祭にて 写真:Getty Images

「オンスクリーン」には、Netflixの『イクサガミ』と『匿名の恋人たち』のシリーズ2作品が出品。『イクサガミ』で主演・プロデューサー・アクションプランナーの3役を務めた岡田准一は、共演の藤﨑ゆみあ、藤井道人監督とともに歩き「アジア最大級のフェスティバルである釜山から、この作品がどういうふうに広がっていってくれるのか楽しみにしています」と期待を寄せた。

『匿名の恋人たち』の月川翔監督は、「日韓のスタッフ、キャストが一丸となって作り上げた作品で参加できたことを誇らしく思っています」と感激の面持ち。ヒロインを務めた韓国のハン・ヒョジュは、「私にとっても大きな意味を持つ釜山国際映画祭に、月川監督とご一緒した作品でレッドカーペットを歩くことができ、忘れられない、感謝の気持ちでいっぱいの夜でした」と声を弾ませた。

Netflixシリーズ『匿名の恋人たち』より月川翔監督とハン・ヒョジュ
Netflixシリーズ『匿名の恋人たち』より月川翔監督とハン・ヒョジュ 写真:Getty Images

ほかにNetflix映画『グッドニュース』のソル・ギョングホン・ギョン山田孝之、『フランケンシュタイン』のギレルモ・デル・トロ監督らが参加し、レッドカーペットを盛り上げた。

記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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