Netflix新作ホラー『The Boy in the Iron Box』制作決定|ギレルモ・デル・トロ原作&プロデュース、ルパート・フレンド主演

Netflixは、新作ホラー映画『The Boy in the Iron Box(原題)』の制作を進めていることが明らかになった。原作は、ギレルモ・デル・トロとチャック・ホーガンによる6部構成のホラー小説。
デル・トロは長年のパートナーであるJ・マイルズ・デイルと共に、プロデューサーとして映画にも参加する。脚本と監督は、『エンプティ・マン』(2020年)や『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』(2022年)で1エピソード分の監督を務めたデヴィッド・プライアーが担当する。
原作小説は昨年、Amazon Original StoriesからKindleプラットフォーム向けに出版された。物語は、傭兵の一団が人里離れた雪山に不時着する場面から始まる。傭兵たちは狼から逃れるため廃墟となった要塞に避難し、そこで鎖で縛られた箱を発見する。しかし、その発見をきっかけに恐怖が彼らを襲うことになる。
主役にはルパート・フレンドが抜擢され、グループのリーダーであるリーヴを演じる。ケヴィン・デュランドは傭兵の一人、ジェイデン・マーテルはタイトルになっている「鉄の箱の中の少年」を演じる。撮影は10月に開始予定。
今秋、デル・トロが各方面で大活躍
今年、デル・トロは数々の仕事で注目を集めている。監督を務めたNetflix映画『フランケンシュタイン』は、現地時間10月17日から全米の劇場で先行公開され、11月7日から配信される。また、10月28日には同作のメイキング&アートブックも発売される。
また、現地時間9月23日から開催されるビヨンド・フェストではデル・トロの回顧展が行われ、過去12作品が上映される。10月に開催されるAFIフェストではデル・トロが芸術監督を務め、所有する有名なコレクションの一部をオークションに出品する予定だ。
デル・トロと共著を手掛けたホーガンは、ベン・アフレック監督の『ザ・タウン』(2010年)の原作者でもある。デル・トロとは、ホラー小説3部作『ザ・ストレイン』シリーズも共著で出版している。同作は『ストレイン 沈黙のエクリプス』(2014~2017年)としてドラマ化された。
近年注目のキャスト陣が集結
フレンドも今年、数々の実績を挙げている。出演したSFホラー映画『コンパニオン』(2025)が好評を博し、ウェス・アンダーソン監督の最新作『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』で第78回カンヌ国際映画祭に参加した。『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は世界興行収入8億6,300万ドル(約1,271億円)の大ヒットを記録した。
デュランドはドラマ『ストレイン 沈黙のエクリプス』に出演し、デル・トロと協業した。『猿の惑星/キングダム』(2024年)ではプロキシマス・シーザー役を演じ、今夏公開のリブート版『裸の銃を持つ男』ではリーアム・ニーソン、パメラ・アンダーソンと対峙する犯罪集団のリーダーを演じた。
マーテルは、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017年)で主人公ビル・デンブロウを演じ、一躍話題となった。今年はコメディドラマ『Our Hero, Balthazar(原題)』で主演とプロデューサーを務め、トライベッカ映画祭でプレミア上映された。
※為替レートは2025年9月21日時点の数値で換算しています。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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