ABC深夜トーク復活!ジミー・キンメルが語った騒動と全米視聴者の反応

ジミー・キンメルの復帰に全米が注目
火曜日(現地時間)の夜、米ABCのトーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』の放送が再開された。司会者ジミー・キンメルの舌禍騒動により放送が停止されていた同番組の再開を、視聴者は大いに歓迎したようだ。
米国の統計会社「ニールセン」によれば、火曜日に全米で626万人がキンメルの復帰を見届けたようだ。実に、この数字は2003年に『ジミー・キンメル・ライブ!』の放送が始まって以降、最高記録だという。なお、依然として、ネクスター・メディアなどが保有するABC系列の計66局では同番組の放送は再開されていない。
このことは、今年4月から6月の『ジミー・キンメル・ライブ!』視聴者数が7日間平均で177万人だったことを踏まえると、驚くべき現象である。また、同番組は火曜日の放送終了後、冒頭28分間をYouTubeに投稿している。その視聴回数を調べたところ、本稿執筆時点(9月25日正午過ぎ)で、1800万回以上視聴されており、反響の大きさが窺える。
番組復帰のキンメルは何を語った?
番組冒頭、キンメルは18分間にわたって今回の騒動について語った。ことの発端は先週の放送で、キンメルがチャーリー・カーク氏殺害犯を、根拠なく「トランプ支持者」と決めつけていると解釈できる発言をしたことだった。もちろん、キンメル自身にそのような意図はなかった。しかし視聴者からは批判が殺到し、更にはFCC(連邦放送委員会)までもがABCに対する処分を示唆する事態となったのである。
キンメルはまず、カーク氏の殺害は「笑い事ではない」と述べ、事件をネタにする意図は全くなかったと釈明した。それと同時に、彼は今回の一件を巡るFCC委員長ブランドン・カー氏やドナルド・トランプ大統領の反応を「反アメリカ的」だと批判した。
「大統領は公の場で私とこの番組のスタッフ数百人がクビになるべきだと言いました。大統領が、ジョークを理解できないからという理由でアメリカ国民が収入を失うことを祝ったのです。彼はどうにかして(スティーヴン・)コルベアをCBSから追放した。そして今回は私が標的となりました。そして大統領は公にNBCに対し、ジミー・ファロンとセス・マイヤーズを解雇せよと要求しているのです。彼らと共に働く数百人は決して数百万ドルを儲けているわけではありません。もしそのような事態になったときは、皆さんに今回の10倍以上大きい声をあげていただきたい」と熱弁した。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら。
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