ディカプリオ主演『ワン・バトル・アフター・アナザー』が北米初登場1位!『鬼滅の刃』も上位をキープ【北米週末興行収入ランキング】

高評価95点獲得!ディカプリオ主演最新作が週末1位へ
今週末の北米興行収入ランキングが発表された。ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、現地時間9月26日(金)だけでプレビュー上映を含めて880万ドル(約13億円)の興行収入を記録した。この週末の北米興行収入は推定2,000万ドル(約30億円)以上にのぼり、1位の獲得がほぼ確実となった。
これまでアンダーソン監督作品の中で最高の北米オープニング興行収入を記録したのは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007年)の4,000万ドルだったが、『ワン・バトル・アフター・アナザー』はこれを上回る記録となる見込みだ。
同作は、落ちぶれた革命家(演:レオナルド・ディカプリオ)が、娘(演:チェイス・インフィニティ)がかつての宿敵(演:ショーン・ペン)に誘拐されたことをきっかけに再び革命家として奮起する物語を描く。製作費は1億3,000万ドル(約192億円)と報じられ、共演者にはベニチオ・デル・トロ、レジーナ・ホール、テヤナ・テイラーらが並ぶ。
同作は公開直後から高評価を受け、メタクリティックスコアで95点、シネマスコアでAを獲得している。米『ハリウッド・リポーター』のリチャード・ローソンは、「これは激烈な映画だ。挑発的な表現で知られる監督が、かつてないほど直接的に観客へ語りかける、非常に魅力的で説得力のある“闘争”の作品だ」と評した。
『ワン・バトル・アフター・アナザー』は北米の3,500館以上、約7,000スクリーンで公開され、複数のプレミアム上映形式(70mmフィルム、IMAX 70mmフィルム、IMAXデジタル、ビスタビジョン)も含まれる。また、日本、フランス、イタリア、イギリスを含む70以上の国・地域で公開される。
ワーナーの快進撃続く――『マインクラフト』『死霊館 最後の儀式』が大ヒット
『ワン・バトル・アフター・アナザー』を配給するワーナー・ブラザースは今年、好調を維持している。『マインクラフト/ザ・ムービー』は全世界興行収入9億5,700万ドル(約1,415億円)の大ヒットを記録した。
他の作品の全世界興行収入としては、ライアン・クーグラー監督の『罪人たち』が3億6,600万ドル(約542億円)、ニュー・ライン・シネマ製作の『Weapons(原題)』が2億6,400万ドル(約390億円)を達成している。
同じくニュー・ライン・シネマ製作の『死霊館 最後の儀式』は、公開4週目を迎えた現在も順調に記録を伸ばしている。現地時間9月26日(金)に190万ドル(約2億8,000万円)の興行収入を加え、北米累計興行収入は1億5,650万ドル(約231億円)、全世界興行収入は4億2,100万ドル(約622億円)に達した。
アニメも堅調、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』が上位キープ
今週末の北米興行収入ランキング2位には、新作ファミリー向けアニメ映画『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』がランクインした。同作は現地時間9月26日(金)にプレビュー上映を含めて430万ドル(約6億円)を記録し、今週末で1,360万ドル(約20億円)の興行収入を見込んでいる。
同作はユニバーサル・ピクチャーズとドリームワークス・アニメーションの共同製作による、人気子供向けアニメシリーズの映画化作品。アニメシリーズに引き続き、ライラ・ロックハート・クラナー、グロリア・エステファン、クリステン・ウィグらが声優として出演している。
ソニー・ピクチャーズ・Crunchyrollが配給する『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の躍進も続いている。同作は、北米での公開初週に7,000万ドル(約103億円)という歴史的な興行収入を記録した。現地時間9月26日(金)には約3,000館で180万ドル(約2億7,000万円)を加算し、北米累計興行収入は1億1,790万ドル(約174億円)に迫っている。
※為替レートは2025年9月28日時点の数値で換算しています。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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