ティナ・ターナー像に批判の声:「これはひどすぎる!」|ネットで話題沸騰
テネシー州ブラウンズビルは、同地出身の世界的ロックレジェンド、ティナ・ターナーを記念して、約3メートルの銅像を建立した。しかし、その出来栄えに対してSNS上では批判や嘲笑が相次ぎ、「ひどい仕上がり」との声が噴出している。
銅像建立の背景
ティナ・ターナーは長年スイスに住み、83歳で逝去したグラミー賞受賞歌手。ブラウンズビルの銅像は、ナットブッシュ近郊に設置され、彼女の象徴的なポーズ──ビッグヘア、ミニスカート、マイクを手にした姿──を再現している。
銅像は、彼女の故郷との結びつきを称えるとともに、「プラウド・メアリー」「プライヴェート・ダンサー」「The Best」「ホワッツ・ラヴ・ゴット・トゥ・ドゥ・ウィズ・イット/愛の魔力」といったヒット曲で彩られた長いキャリアを讃える意味も込められている。
約50人の寄付者から資金が集まり、フォード社も15万ドルを寄付。近隣スタントンにEVトラック工場を建設中の同社が地域支援の一環として参加した。
銅像の「似ていない」仕上がりがインターネットで話題に
しかし銅像の出来栄え、特にティナ・ターナーの顔の再現度についてはSNSで議論を呼んでいる。髪型のボリュームが過剰すぎるとの指摘も多く、「少し不快」と感じるユーザーも。
あるXユーザーは21,000以上の「いいね」がついた投稿でこう指摘した。
「これは人種差別です。なぜ多くの黒人の銅像が粗悪に作られ、称えるべき人物に似ていないのか、私たちはこの問題に取り組む必要があります。白人の銅像でこのような問題を見ることはほとんどありません」
過去にも物議を醸した有名人の銅像
ティナ・ターナー像は、故郷を称える彫像がネット上で注目を浴びる事例の最新例だ。2017年にはマデイラ空港がクリスティアーノ・ロナウドを称えて制作した銅像が「壊れた笑顔」として世界的に話題になった。
また、TV界のアイコン、ルシール・ボールの銅像も「Scary Lucy(怖いルーシー)」として知られるようになった。ニューヨーク州セロロンに設置された約180kgのブロンズ像は、彫刻家のデイブ・ポーリン氏が2015年に米『ハリウッド・リポーター』に語った通り、「狙いではなく、意図せず不評となった」と説明されている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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